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地域交流の活性化を 鳥取県知事が訪朝 【平壌発=本社記者文光善、金志永】鳥取県の片山善博知事一行が7月30日〜8月1日、平壌を訪れた。90年以降、日本の知事が平壌を訪れるのは初めてのこと。 滞在中、朝・日親善協会の宋浩京会長と会い、日本の地方自治体レベルでの地域交流の可能性について討議し、そのための実務協議も行われた。 一行は、大マスゲーム・芸術公演「アリラン」を観覧したほか、万景台、チュチェ思想塔、人民大学習堂、祖国統一3大憲章記念塔、万景台学生少年宮殿など平壌各所を参観した。 片山知事は今回の平壌訪問について、地域交流活性化のための第一歩を見据えたものだと述べ、今後、朝鮮との相互理解を深めるために文化事業をはじめ多種多様な交流事業を展開していきたいと強調した。(時事欄に片山知事のインタビュー) 朝鮮学校3選手が初参加 東アジアグランプリホース卓球選手権 15〜17日に大阪で開かれる「第11回東アジアグランプリホープス卓球選手権大会」(主催=(財)日本卓球協会)に朝鮮学校の3選手が初めて出場する。同選手権は12歳以下の子どもたちが競う大会で、北南朝鮮、中国、日本など8つの国・地域の選手が参加。シングルス、団体戦を競う。 在日本朝鮮人卓球協会では数年前から日本卓球協会に対し、卓球強豪国が集うこの大会に在日朝鮮人児童を参加させてほしいと要望を続けてきた。結果、今大会から在日朝鮮人児童を対象にした「在日朝鮮」枠(男女2人ずつ)が設けられた。 選手に選ばれたのは、東大阪中級の金翔大、金大哲くんと生野初級の高熹永さんだ。【在日本朝鮮人卓球協会】 「西海上の境界線」討議 朝米軍部将官級会談 朝鮮中央通信によると、朝米軍部将官級会談に関する次のような報道が7日、発表された。 6日、板門店で朝米軍部間の将官級会談が行われた。 今回の会談でわが方は、国連軍側が先の西海海上事件の際、沈没した南朝鮮軍艦船の引き上げに関する問題を事前に知らせてきたことを肯定的に評価した。 会談では、当面の南朝鮮軍艦船引き上げの過程で双方間に不要な緊張が作り出されないようにするという具体的な問題が討議され、今後、西海海上に明白な海上境界線を合意、設定することについて討議された。 会談は、真しな雰囲気のなかで行われた。(朝鮮通信) 軽水炉発電所、基礎コンクリート注入開始 朝米基本合意文(94年10月)に従い、米国が朝鮮に提供する軽水炉発電所の原子炉基礎コンクリートの注入作業が始まり、その開始式が7日、琴湖地区建設現場で行われた。 式には、朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)のカートマン事務局長、理事国代表らが参加。朝鮮側の関係機関活動家らが招かれた。 式ではカートマン事務局長らが演説した後、コンクリート注入作業が行われた。 朝・日赤十字団体、18、19日に平壌で会談 7日発朝鮮中央通信によると、朝・日赤十字団体間の会談に関する報道が発表された。 報道によると、朝鮮赤十字会と日本赤十字社は18、19の両日、平壌で会談を開くことになった。会談では、行方不明者調査と在朝日本人女性たちの故郷訪問など人道主義的問題が討議される。(朝鮮通信) 労働新聞、経済政策について署名入り論説 労働新聞4日付は「わが党の経済政策と人民生活の向上」と題する署名入り論説を掲載し、「経済建設に対する党の政策的指導においてもっとも重要なのは、路線と政策を策定して貫徹していく全過程が、人民の利益をよう護し実現する過程になるようにすることである」と指摘。「人民の利益とかけ離れた路線、人民生活向上に利することのできない政策は人民の心をつかむことができない」などと強調した。(朝鮮通信)=時事欄に全文 在朝被害者に謝罪、補償を 朝被協会長が談話で強調 反核平和のための朝鮮人被爆者協会の朱成雲会長は5日、日本の広島と長崎に原爆が投下されてから57年になることと関連して談話を発表し、以下のことを米国と日本、そして国際社会に求めた。 1、米国は人類に対し原爆のような大量破壊兵器を使用したことについて全世界に謝罪し、朝鮮人被爆者をはじめとするすべての被害者に当然の補償をすべきであり、核兵器で他の国と民族を威かく、恐喝する行為を中止し、推進中の新しい核兵器の開発を直ちに放棄すべきである。 2、日本は世界唯一の被爆国として核武装化策動を取りやめ、口先ではなく行動で核軍縮と核兵器廃絶の意志を示すべきである。 3、日本政府は、被爆者援護において日本人、朝鮮人と差別をせず、公正さを保ちそれに基づいて朝鮮に住んでいる被爆者に一日も早く謝罪、補償すべきであり、すでに死亡した被害者に対してはその遺族に徹底した補償を行うべきである。 われわれは、核兵器のない平和な世界で暮らそうとするすべての平和愛好団体と人士がわれわれの闘争に支持し連帯を寄せてくれるものとの確信を表する。(朝鮮通信) 6.15宣言の実現を 南で各階層参加の「統一先鋒隊」発足、16日まで各地で宣伝活動 15日からソウルで行われる8.15民族統一大会の開催を控え、「6.15共同宣言実現と韓半島平和のための統一先鋒隊」が結成され、南の各地で宣伝活動を行っている。 2日に行われた発足式でハン・サンリョル統一連帯常任代表は、「参加者全員の足跡がそのまま歴史になる」としながら、「わが民族同士がひとつになるため『自主』を叫びながら行進していこう」とアピールした。また分断史上初めて、100人あまりの北側代表団が南を訪問することになったことについて言及し、「統一先鋒隊の歩みが北側代表団を歓迎する準備のための行進になると信じる」と述べた。 青年隊長を務めるキム・チャンファン氏は、「今回の8.15民族統一大会は、自主と大団結実現の歴史的な場になり、そのためにも青年が範を示せるよう力強く闘っていく」と話した。 また、学生を代表して発言したチェ・グァンヨン慶北大総学生会会長も、「統一の旋風で8月の熱さを吹き飛ばす」と意気込みを語った。 「統一先鋒隊」運動には、労働者や農民、学生や女性など幅広い層のおよそ800人が参加しており、16日まで東軍(領南地域)と西軍(湖南地域)に分かれ、全国各地をまわりながら、▼統一雰囲気を醸成する運動、▼反米反戦と平和実現運動、▼李会昌やハンナラ党、保守言論など反統一勢力との闘いなどを訴える宣伝活動を行っている。 |