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朝鮮に粉ミルク340キロ
日本の市民団体、ハンクネット・ジャパンが支援

 「北朝鮮人道支援ネットワーク(ハンクネット・ジャパン)」が、平壌育児院に340キロの粉ミルクを贈った。8日、ハンクネットジャパンの竹本昇代表が、総聯京都府本部の金光洙委員長に目録を贈呈した。

 昨年6月に発足したハンクネット・ジャパンは、国連世界食糧計画(WFP)を通じ、朝鮮に対する支援活動をしている。昨年11月には竹本氏が朝鮮を訪れ、子供たちの健康と栄養状態を視察した。その際、訪問先の平壌育児院で、子供用の栄養食が必要との要望を直接受けた。「0歳から1、2歳位までは知能のベースが決定的に発達する時期で、この頃の栄養不足は一生涯取り戻せない」(アピール文)との危機感を抱き、運動を進めることにした。

 同会では資金集めのために、インターネットを通じた呼び掛けを行い、京都、三重、大阪、東京などでビデオ上映や講演会を行ってきた。

朝鮮大学校で入学式

 10日、朝鮮大学校で2000年度の入学式が行われた。

 決意表明をした政治経済学部の慎泰俊くんは「同胞たちの民族を愛する気持ちを受け継ぎ、アボジ、オモニの期待に応えたい」と語った。

シンクロで五輪初出場/朝鮮の10代ペア、予選で20位

 報道によると、シドニー五輪のシンクロナイズド・スイミングの予選(オーストラリア・シドニー)で朝鮮ペアが20位になり、五輪出場権を獲得した。

 チェ・ソンヨン(19)とチョ・ヨンヒ(17)の10代コンビは、国際大会初出場。予選通過ラインはぎりぎりだったが、本選での活躍に期待が寄せられる。

 朝鮮代表は、オーストラリア在住の同胞から花束で祝福され、「五輪ではもっといい成績を残したい」(チョ)と声を詰まらせていた。コーチのリ・ミョンヒさんによると、朝鮮がシンクロで五輪出場権を得たのは今回が初めてのこと。

アジアカップ・サッカー/朝鮮、出場ならず

 【平壌発=千貴裕記者】3月25日から8日までタイとマレーシアで行われたアジアカップ・サッカー(10月、レバノン)予選に出場していた朝鮮は、2位の成績(3勝2引き分け1敗、総合点数11)で惜しくも大会への出場権を得られなかった。

 朝鮮は、マレーシアで行われた1次リーグ予選8組で2位につけたが、タイで行われた2次リーグ予選の初戦でタイと対戦し、3―5で負けた。本選への出場枠は、4勝1引き分けの成績でタイが勝ち取った。

「朝鮮人民に謝罪を」/石原妄言、労働新聞が主張

 東京都の石原慎太郎知事が自衛隊の式典で「三国人が凶悪な犯罪を繰り返している」と発言したことと関連し、労働新聞12日付は「彼の妄言は日本社会に共和国敵視感情をあおり、朝・日関係を極端な対決状態へと導こうとする日本反動の策動が無謀な段階に達していることを示す」と指摘し、「石原知事は自分の発言に責任を負い、朝鮮人民に謝罪すべき」と強調した。(朝鮮通信)

首相、与野党幹部も強く非難

 森喜朗首相は12日、「都知事という立場で発言されたのなら、適切でなかった」とのべ、河野洋平外相は11日の閣議後の記者会見で「公職にある人が、こういう言葉を使うのは適当でない。こうした言葉によって名誉を傷つけられたと感じる人がおられるわけだから、不用意に使うべきではないと思う」と批判した。

 与野党の幹部からも発言の撤回を求める意見が相つぎ、民主党の鳩山由紀夫代表は「在日韓国・朝鮮人への差別が根っこにある」と記者会見で非難。社民党の土井たか子党首も「朝鮮人、中国人に排他的ともいえる差別意識で『三国人』という言葉を使ったいきさつがあり、『そういう言い方もある』と許される問題ではない」として発言の撤回と謝罪を求めた。(関連記事

民主党が元「従軍慰安婦」救済法案提出/国家謝罪・補償を

 民主党は10日、日本軍の「従軍慰安婦」被害者に対して、国家としての謝罪と補償を行うことを求めた「戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法案」を参院に提出した。法案の目的について「被害者の名誉の回復に資する措置を、わが国の責任において講ずること」(第1条)としている。総理府に「問題解決促進会議」を設け、「従軍慰安婦」問題に対する基本方針や実態調査を行うことも求めている。

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