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〈6.15共同宣言発表5周年記念民族統一大祝典〉 北、南、海外各階層一堂に 初めて北南当局も参加

「わが民族同士」の意思示す

金日成競技場で行われた開幕式では「6.15」の一文字が登場

 北と南、海外同胞と北南当局がともに集う6.15共同宣言発表5周年記念民族統一大祝典(6.15統一大祝典)が14日から16日まで盛大に行われた。14日には自主、平和、統一を切り開く民族大行進に続き開幕式が、15日には民族統一大会、北・南・海外の部門別面談、北南当局共同行事などが、16日には閉幕式がそれぞれ行われ、3日間の日程を成功裏に終えた。6.15共同宣言発表後、当局を含む北南、海外の各階層が一堂に会して統一行事を行ったのは初めて。祝典は戦争の危険を民族共助の力で防ぎ、統一問題をわが民族同士解決していくとの7千万同胞の統一意志を示した民族会合となった。

8.15に南で再会を

「民族大行進」の参加者を沿道で熱烈に歓迎する平壌市民

 6.15統一大祝典には、北側代表団(団長=安京浩準備委委員長)、南側代表団(団長=白楽晴準備委委員長)、海外側代表団(団長=郭東儀、文東煥準備委共同委員長)、祖国平和統一委員会の金己男副委員長を団長とする北側当局代表団、鄭東泳・統一部長官を団長とする南側当局代表団が参加した。

 14日、開幕式に先立ち3者代表による自主、平和、統一を切り開く統一大行進が行われた。プラカードや統一旗を掲げた行進隊は開幕式会場の金日成競技場に向かった。沿道には数多くの市内勤労者、青年らが詰めかけ、統一旗と花束を振りながら声援を送った。

 開幕式では北側準備委の安京浩委員長が、「今回の祝典は7千万同胞の大祝典」だとその意義を強調し、開幕を宣言した。つづいて、4人の北、南、海外代表が演説し、3者が共同歩調をとり行動の統一を図ることで、わが民族同士の力で必ず民族の安定と平和を守り、統一と繁栄をもたらそうと述べた。

14日に行われた「自主、平和、統一のための民族大行進」に参加した海外側代表団

 翌15日には、4.25文化会館で民族統一大会が開かれた。

 大会では、共同宣言発表後の5年間の道のりを総括し、共同宣言履行のための方向と課題が示された。5項目からなる「民族統一宣言」が発表された。

 閉幕式は16日、柳京鄭周永体育館で行われた。式では北と南、海外の代表がそれぞれ演説。南側準備委の白楽晴委員長が閉幕の辞を述べた。

 白委員長は、戦争と対決の不幸な歴史に終止符を打つための厳かな平和行進が平壌で始まったと指摘し、今回の祝典の成功に基づき、民族和解と協力、平和と統一へと進む7千万同胞の大きな水の流れをせき止めないようにしようと訴えた。

 そのうえで、6.15統一大祝典の閉幕を宣言し、8.15(光復記念日)に南でまた会おうと結んだ。

 閉幕式に先立ち、祝典の成功に寄与した北と南、海外団体の代表らに支援証書が授与された。また、スポーツ交流が行われ、参加者らはわきあいあいとした雰囲気の中でバレーボールや綱引きなどを楽しんだ。【平壌支局】

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[朝鮮新報 2005.6.18]