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部門別面談 「手を取り合って統一を」 交流の活性化に意欲

 【平壌発=姜イルク記者】6.15統一大祝典の一環として、労働者、農民、教育者、統一運動団体、市民団体(学術、言論、保健、文学芸術、スポーツ、環境など)の部門別面談が15日午後、平壌第1中学校、スク島、ウォンファ協同農場など市内各所と地方で行われた。

スク島で行われた統一運動団体の部門別面談

 テーマと形式にとらわれず自由な形で行われた面談では、活発な意見交換がなされた。

 人民文化宮殿では、民間交流全般を司る北南民和協の面談が行われ、双方から約20人が参加した。

 面談では、わが民族同士が団結して統一運動をさらに高い段階に引き上げるための原則的な問題と、離散家族、親せき面談の再開、開城工業地区活性化などさまざまな問題が話し合われた。

 一方、市民団体の面談でもさまざまな問題が取り上げられた。

 参加者らは、「統一教育が重要な問題」「8.15学術研究討論会の開催問題から論じよう」など、それぞれの分野の交流事業を軌道に乗せようとわれ先に発言した。

 面談時間は1時間半。昨年7月から10カ月間にわたって当局間の対話が中断されたことにより、民間団体も少なからぬ影響を受けた。その間に積み残した事業について話し合うには、1時間半はあまりにも短いと誰もが感じていた。

 各分野で進める事業が山積しており、これをひとつひとつ解決するには交流を継続できる条件と環境が整えられなければならないということを今回の面談で浮き彫りにする形となった。

 「すべての問題をいっぺんに解決するのは現実的に不可能。現時点で何がもっとも重要なのかを検討し、行動に移さなければならない。互いに手を取り合って祖国統一を一日も早く成し遂げよう」

 面談を総括した北側民和協の代表がこう訴えると、参加者全員が拍手で応えていた。

[朝鮮新報 2005.6.18]