「子どもは簡単にハードル越える」
「南北コリアと日本の子どもたち展」ワークショップ
昨年に続き「南北コリアと日本のともだち展」(主催=同実行委員会)が13〜20日、東京・渋谷の東京都児童会館で開かれた。東北アジアの人々が交流を深め、この地域が平和であるようにとの願いを込め北南朝鮮、在日、日本の子どもたちの絵を一堂に集め展示した。14日に行われたワークショップでは、南と在日、日本の子どもたちが集い、親ぼくを深めた。南の子どもらは朝鮮学校、日本学校も訪問した。
「ともだち展」は、カリタス・ジャパン、KOREAこどもキャンペーン、朝鮮の子どもにタマゴとバナナをおくる会などのNGO(非政府組織)が昨年から行ってきたもの。 ワークショップには、東京都下の朝鮮学校(東京第1、東京第3、東京第5、東京第8、東京韓国学校)の児童と、南朝鮮からNGO「南北オリニオッケドンム」の引率で、9人の子どもたち、そして南の子どもらが訪問した上野小学校の児童らと関係者が参加した。 ワークショップでは、実行委員会の三木睦子代表があいさつした。 三木氏は、「今回、絵を持って平壌に行ってきた。おりしも小泉首相が平壌を訪問することになったが、うまくいけば朝鮮の子どもたちも日本に来ることができる」と述べた。 「南北オリニオッケドンム」のチョ・ヒョン共同代表(梨花女子大教授)は、「子どもは大人に比べ、国や文化の違いなどのハードルを簡単に乗り越えることができる。だからこそ大人は子どもたちが出会える機会をもっとたくさん作らなければ」と語った。 つづいて南、朝鮮学校、日本学校の順で子どもたちが自己紹介した。 子どもたちはその後、いくつかのグループに別れ絵画展会場に移り、親ぼくを深めた。 絵にはそれぞれメッセージが書かれ、「北のともだちへ。私たちが会える日が近いようです。同じ学校で一緒に勉強できると考えただけでもうれしい。会えばすぐに親友になれるよね」(江原道春川東部初等学校5年 チェ・ジンア)など、統一を願う内容が多く見られた。(李松鶴記者) 「アンニョン、チングヤ!」/南朝鮮児童、東京朝鮮第1初中を訪問 |