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「統一列車」、もうすぐ/京義線 南側で起工式
「統一列車」が走る日も近い――。新義州とソウルを結ぶ鉄道・京義線(全長486キロ)連結工事の南側部分の起工式が18日、京畿道・臨津閣で行われ、金大中大統領をはじめ政府要人、全斗煥、盧泰愚元大統領、各界各層代表、関係者ら1000余人が参加した。1945年の南北分断後、軍事境界線を挟んだ約20キロ区間が断絶された同線の連結は、歴史的な6・15南北共同宣言の履行過程で現実問題として浮上したもので、7月の第1回南北閣僚級会談で合意した。北側でも近く着工する。 金大中大統領は記念の辞で、「京義線連結の起工式は、わが民族が和解・協力と繁栄の新時代へ向かう民族史の新たな出発点だ。京義線を通じた南北交流が、民族の平和と安定はもちろん、平和統一へとつながる大きな道となることを確信する」と述べた。(関連記事) 自民党青年局長の下村博文衆院議員(写真中央)が13日、東京朝鮮中高級学校を訪問した。現在下村議員は、衆議院文教委員会理事、自民党文教部会副部会長を兼任している。 下村議員は、高級部の国語、日本語、英語、音楽などの授業を見学したり、教科書を手に取りながら、民族教育に対する理解を深めた。 その後、具大石校長と談話した。席上で具校長は、朝鮮学校で学んでいる生徒たちは、必ず朝・日の友好に貢献するだろうし、日本社会も朝鮮学校出身者を人材として積極的に活用すべきだと指摘。そのためにも理解を深めあう機会を増やそうとよびかけた。 また、下村議員は、朝鮮が統一に向かうなか、日本社会に根強く残っている差別意識を解消するために、力を尽くしていきたいと述べた。これに先立ち下村議員は、東京第3初級学校を訪問し、「オモニ会」の代表らから学校の運営問題について話を聞いた。 【高城発=金志永、姜鐘錫記者】南北合意に基づき、離散家族・親戚の訪問団交換、生死および住所確認、書信交換、面会所の設置・運営など、人道問題を討議する第2回南北赤十字会談の第1日目会議が20日、金剛山で開かれた。 北側代表団団長である朝鮮赤十字会中央委員会のチェ・スンチョル常務委員は、年内にさらに2回行われる離散家族・親戚訪問団交換の時期と日時、規模に関する合理的な案と、離散家族・親戚の生死と住所の確認、書信交換、面会所の設置・運営と関連した北側の案を示した。 南側は代表団首席代表のパク・キリュン大韓赤十字社事務総長が基本発言を行い、南側の提案を示した。双方は互いの立場を検討、協議し、今後も協力して討議を続けることにした。 欧州各国に国交提案/朝鮮の白外相が書簡 21日発朝鮮中央通信によると、朝鮮の白南淳外相は最近、ベルギー、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、ルクセンブルク、オランダ、スペイン、イギリスの各国外相と、欧州委員会対外関係担当委員に、外交関係の樹立を公式に提案する書簡を送った。 白外相は書簡で、世紀が交替する歴史的な時期に共和国と欧州連合(EU)、そしてEU加盟国との関係において新たな変化が起こるのに合わせて外交関係を結び、政治、経済、文化など各分野にわたって関係を拡大発展させることが相互の利益に合致するものとの確信を表明した。 同胞企業、新型オイルフィルター発表 在日同胞企業「株式会社トラスコ」(製造元、本社・東京)と、総販売元の「タースコ・ビー販売」(同)は21日、東京・千代田区の帝国ホテルで記者会見し、車のエンジンオイル交換を不要にしたオイル再生器「トラスコオイルフィルター」の商品化に成功したと発表した。同商品は、従来のフィルターの1000倍のろ過面積を持ち、1度の装着で交換を不要にしたもの。 会見で全明禹代表は「廃棄物を出さないトラスコは環境に優しい画期的な商品。多くの人に利用してもらうことで、業界に新しい波を起こしたい」と語った。(関連記事) |