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東海豪雨 救援活動に全力/対策委など募金運動

 東海豪雨によって大きな被害を受けた在日同胞の救援にむけて、総聯愛知水害救援対策委員会(委員長=金鎭度・総聯愛知県本部委員長)では現在、住宅を失った同胞への支援活動や、被災同胞らが日本政府政令に基づく被災者生活再建支援制度を円満に活用できるよう適切な措置を講じている。

 被害の大きかった愛知県新川町、西枇杷島町、名古屋市天白区では、同胞らの多くが今なお避難生活を余儀なくされている。

 金水害救援対策委委員長は、「現状は非常に厳しいが、同胞らが1日も早く元の生活に戻れるよう尽くしていきたい」と語っている。

 同委では、日本各地の同胞に支援を呼びかけ、義援金を受け付けている。一方、総聯の各機関でも募金運動を展開している。

 義援金振り込み先:朝銀愛知信用組合 本店 普通 1052629 愛知県水害対策委員会(特集

山田洋次監督、平壌映画祭に/「学校4」上映

 【平壌発=金志永、姜鐘錫記者】「男はつらいよ」、「学校」シリーズのヒット作のある山田洋次監督が、平壌国際映画祭典(13〜21日)に日本代表団の名誉会長として参加、初めて朝鮮を訪問した。

 訪朝を機に、「学校」(第1部)と不登校の少年を題材にした「15才学校4」が11月の日本公開に先立って上映された。

 17日、上映会場になった楽園映画館は600人を越える観衆でびっしり。市民らの盛大な拍手で歓迎された山田監督は、「今日の上映を機に、日本と朝鮮の文化交流を活性化し、両国の国交正常化が促進されることを願います」とあいさつした。

 映画を観覧したキム・ファグムさん(42、楽園映画館職員)は、「真実味あふれた内容で、父子間の葛藤など、制度の違いを越えて訴えるものがあった」と感想を語っていた。

ニュージーランド外務省代表団が訪朝

 アントニオ・パトリック・フランシス・ブラウン北アジア局長を団長とするニュージーランド外務省代表団が19日、平壌に到着した。    (朝鮮通信)

「歴史歪曲に憂慮」/南朝鮮、日本政府に

 報道によると、南の政府が日本に対し、「新しい歴史教科書を作る会」が日本のアジア侵略を「アジア民族解放戦争」と美化するなど過去の歴史をわい曲した歴史教科書を作り、文部省に検定を申請したことについて憂慮の意を伝えた。南の外交通商部当局者が14日、明らかにしたもの。

 この当局者は「8月末、駐韓日本大使館を通じて日本政府に対し、『過去の歴史をわい曲、縮小する歴史教科書は未来志向的な両国関係の発展はもちろん、日本自身のためにとっても望ましくない』という立場を伝えた」と述べた。

南の挺身協、中国の研究団体も

 元「従軍慰安婦」の被害女性を支援する「韓国挺身隊問題対策協議会」の尹貞玉共同代表は18日に声明を発表、「慰安婦の被害は歴史の事実。新世紀に向かう今、日本が歴史を正しく記憶するよう、教科書の記述に日本政府ならびに文部省はき然とした姿勢と指導を」と訴えた。

 中国の民間研究グループ「中国慰安婦研究センター」主任の蘇智良・上海師範大教授も同日、「大変憤慨している。加害を薄め、わい曲した歴史を若い世代に教えることがないよう強く訴える」とのコメントを発表した。

朝鮮に風力発電支援/日本のNGO

 人道支援を通して朝・日関係の改善をはかろうと、環境問題の活動家や宗教関係者らによる非政府組織(NGO)が朝鮮に風力発電所の適地調査をするため、20日に技術者が朝鮮入りする。

 計画しているのは「人道支援NGOレインボーブリッジ」(代表=飯坂良明・聖学院大学長)。NPO法人の「資源再利用並びに不法投棄監視センター」を運営する小坂浩彰さんが今年5月に訪朝した際、「エネルギー支援として風力発電の建設を進めたい」と提案し、朝鮮側が申し出を受け入れた。

 発電所の候補地は南浦など3ヵ所。1基で750キロワットの発電能力を持つ設備を五基建設する計画だ。

「慰安婦」シンポなど/米国で活発な行事

 報道によると、米国で日本軍「従軍慰安婦」問題に関する行事が活発に開かれている。17日にはユダヤ人虐殺追悼博物館でシンポジウムが開催され、19日には老舗書店のチャピターズ・リテラリーで被害者の証言を綴った書籍の出版記念会が行われた。20日には南朝鮮、台湾、フィリピン出身の元「従軍慰安婦」10人に「尊厳と名誉の女性のための2000年人権賞」が授与された。

 米国では、18日、日本軍「慰安婦」だった女性15人が、ワシントン連邦地裁に日本政府に損害賠償を求め、提訴した。

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