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金正日総書記が会見/南側首席代表
朴在圭統一相と 第2回南北閣僚級会談、共同報道文発表 金正日総書記は1日、第2回南北閣僚級会談の南側代表団首席代表の朴在圭統一部長官と会見した。朝鮮労働党中央委の金容淳書記が同席した。朴長官は席上、金正日総書記に寄せた金大中大統領のあいさつを伝えた。総書記はこれに謝意を表し、朴長官と温かい談話を交わした。総書記は朴長官のために朝食会を設け、共に記念写真を撮った。 また最高人民会議常任委員会の金永南委員長は8月31日、平壌の万寿台議事堂で南側代表団と会見した。 第2回南北閣僚級会談は8月30日〜9月1日、平壌で開かれ、北側から全今振内閣責任参事を団長とする代表団、南側からは朴在圭統一部長官を首席代表とする代表団が参加。南北共同宣言の合意事項を履行するための対策が提起され、双方は和解と協力、団結と統一の見地から上程された提案について合意を見た。 会談では、(1) 年内に離散家族・親戚訪問団交換をさらに2回実施 (2) 緊張緩和と平和保障のために努力 (3) 経済協力の拡大発展のために投資保障、2重課税防止などの制度を整備 (4) 新義州―ソウル間の鉄道連結と、開城―ムン山間の道路開設のための実務接触を9月中に持つ (5) 臨津江水害防止工事を共同推進 (6) 白頭山、漢拏山相互観光団を9月中旬〜10月初に実施 (7) 第3回閣僚級会談を27〜30日、漢拏山で開催――を内容とする共同報道文が発表された(全文)。(朝鮮通信) FAO事務総長/朝鮮の食糧50万トン不足 「深刻な旱ばつ被害」 国連食糧農業機関(FAO)のアジア太平洋地域の総会(8月28日〜9月2日、横浜市内)に参加したFAOのジャック・ティウプ事務総長は8月31日、朝鮮の旱ばつ被害は深刻で、50万トンの穀物支援が必要だと述べた。 ティウプ事務総長は、5月中旬から朝鮮で続いている旱ばつ被害について「貯水池の水位も低く、いくつかの貯水池は干上がり深刻な状態」だと指摘。朝鮮の年間穀物必要量470万トン中、調達可能なのは自力で生産できる340万トンと国際援助の80万トンで、不足分50万トンの追加援助が必要だと述べた。 朝鮮から参加したユン・スチャンFAO国家委員会委員長は本社の電話取材に対し、「自然災害による農業生産の減少を減らすには、地域間で協力し、気象情報などを共有すべきだ」と話した。 国家保安法改定明記/南与党民主党の新綱領 報道によると、南の与党・新千年民主党(総裁=金大中大統領)は8月30日、臨時党大会を開き、国家保安法の改定を明記した新綱領を採択した。新綱領は、北を「反国家団体」と規定している国家保安法を「現実に合わせて改定するなど、制度の整備に努力する」としている。 金大統領は、(1) 反国家団体の称賛・鼓舞を禁じた条項 (2) 反国家団体メンバーを密告するよう義務づけた条項が、人権の観点から議論を呼んでいると指摘。「国内外の世論にかんがみて国家保安法を大幅に改定する」と言明した。同党は今月開幕する定期国会で、同法改定を図る方針。 朝鮮が加盟申請/アジア開銀に 報道によると、アジア開発銀行(ADB)は1日、朝鮮から正式に加盟申請があったと明らかにした。 ADBによる、と朝鮮からの申請は先週書面で届き、ADBは関係国に通知した。朝鮮の加盟については、すでに南朝鮮が支持する姿勢を示しているが、関係国の意見調整が必要なことからただちに実現する可能性は低いとの見方が多いという。 朝鮮はADBのほか、国際通貨基金(IMF)や世界銀行への加盟も模索している。 全国中学校体育大会/朝中生が2種目に出場 16〜18日、佐賀県総合体育館で行われた新体操の競技には、岡山初中中級部2年の安未史さんが中国ブロック代表として出場。初級部4年から始めた新体操が「大好き」だという安さん また21〜23日、熊本市総合屋内水泳場(アクアドームくまもと)で行われた水泳競技には、200メートル背泳ぎに千葉初中中級部2年の白賢淑さんが出場した。4歳から水泳を始め、初級部4年の時から、全国JOCジュニアオリンピック水泳競技大会に毎年出場し、たびたび上位入賞を果たしてきた実力者だが、本来の実力を出し切れず、予選12位で決勝進出はならなかった。 【お知らせ】 |