「石原やめろネットワーク」
抗議のパラソル行進

差別発言を繰り返す石原知事の辞任を求める外国人ら(9日)


 東京都の石原慎太郎知事が自衛隊の式典で「…不法入国した多くの外国人、三国人が非常に凶悪な犯罪を繰り返している…」(4月9日)などと発言したことに対して、発言撤回と辞任を求めてきた「石原やめろネットワーク」が9日、都庁周辺をデモ行進し抗議を表明した。

 朝から横殴りの雨と突風が吹くなか、日本人や外国人市民ら350人が集合。ステッカーなどを張った色とりどりの傘を持ちながら、「外国人差別、排外主義の都知事はいりません」などのシュプレヒコールを叫び、差別発言の問題点を訴えた。

 参加者のドゥルセ・マリア・デ・菊池さん(ニカラグア出身、在日歴12
年)は、「都知事の発言には深く傷付いた。国際化に逆行する発言が首都の最高責任者から公然と出ることは信じがたい。日本の将来のためにも石原都知事には辞任して欲しい」と憤激した様子だった。

 同ネットワークでは5月29日に知事あての公開質問状を提出していたが、この日、回答を取りにいったところ、文書回答は拒否された。

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