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世界トップレベルの妙技/平壌サーカス団、ソウルで初公演


南北最高位級会談を目前にした4日、世界トップレベルを誇る平壌サーカス団がソウルで初公演を行った。

 会場の蚕室体育館は1万2000人の観衆で盛況。35人の元日本軍「従軍慰安婦」の女性たちと100人の非転向長期囚も公演を見守った。

 平壌サーカス団は、板とびやブランコなど、民俗的な遊戯を織り混ぜた12の演目を披露。帽子やボールを使ったコメディ風のサーカスは子供たちに人気だった。



 最終演目の鉄棒飛行が終わるや「お会いできて嬉しいです」、「我らの願いは統一」の演奏が流れ、出演者と観客はともに歌を合唱し、平和統一を祈願した。同サーカス団は10日まであと10回の公演を行う。

総聯大阪が9連覇,在日同胞ラグビー選手権/陸上選手権も

第15回在日本朝鮮人ラグビー選手権大会が5月27〜28日、大阪・万博記念公園球技場で開かれた。一般1部では総聯大阪、高級部部門では大阪朝高が優勝。大阪勢が圧倒的な強さを見せつけた。総聯大阪は9連覇。また一般2部では総聯愛知ラグビー団が優勝し、来年の1部昇格を決めた。

 また第13回在日本朝鮮人陸上競技選手権大会も25日、名古屋市の瑞穂公園北陸上競技場で開かれた。12種目41競技が行われ、学生、一般合わせて224人の選手が出場した。

絶え間ない朝中親善=A総書記訪中で、労働新聞が社説

 朝鮮労働党中央委員会機関紙の労働新聞3日付は「朝中親善の歴史は絶え間なく流れている」と題する社説を掲載し、金正日総書記の訪中が「朝中親善の歴史が絶え間なく流れるようにする重要な契機となる」と強調した。

 社説は、総書記の訪中の成果について高く評価しながら、「国際情勢が複雑多岐に変わる世紀交替の時、朝中親善を強化発展させることは、両国人民の共同の利益に合致するだけでなく、アジア地域、ひいては世界の安定にも有益である」と指摘した。

3部署2組織新設/在日本朝鮮人蹴球協会

 在日本朝鮮人蹴球協会理事会が5月19日、東京の朝鮮商工会館で開かれ、同胞サッカー界の発展に向け、新たな専門部署と組織が設置された。

 新設されたのは技術普及部、国際交流部、財政委員会の3部署と、サッカーのレベルアップに技術面で寄与してきた人たちの「評議会」、協会の活動に長い間貢献してきた人たちの「顧問会」。また協会の新会長に金清前副会長が、在日朝鮮蹴球団の新団長に李清敬前副団長が選出された。

 協会では今後、(1)階層別サッカー大会の組織(2)指導員の育成(3)朝鮮初、中、高級学校選抜チームの強化と優秀な選手の発掘・育成(4)8つの地方協会との連携――などに力を入れていく。

愛知に朝鮮人犠牲者、名刻んだ碑石建立

 日本の植民地時代に愛知県下で強制労働を強いられたり、県下から南方に「徴用」された朝鮮人犠牲者名を刻んだ碑石の建立記念式が5月24日、覚王山日泰寺で行われ、総聯県本部の金鎭度委員長、近藤昭一元衆院議員ら関係者約80人が参加した。

 日泰寺には1948年9月に朝連愛知県本部が建てた「冤死同胞慰霊碑」がある。「慰霊碑」の管理委員会では碑石の建立50周年を記念し、98年から朝鮮人犠牲者の名前を刻んだ新しい碑石を建てるための募金活動を進めてきた。

 当時軍都と呼ばれた愛知県には三菱重工業をはじめとする軍需工場に同胞が強制連行された。碑石には同胞と日本市民の協力により、81人の犠牲者の名前が刻まれている。

グレース朴V/米女子ゴルフ

 米女子プロゴルフツアーのキャシー・アイルランド・コム・クラシックが4日、米サウスカロライナ州マーレルズインレットのウォチェソー・プランテーション東GCで最終ラウンドを行い、ツアー本格挑戦1年目のグレース朴がツアー初優勝を飾った。

 朴はソウル出身の21歳。12歳で米国に移住し、ジュニア時代から活躍してきた。昨年に全米女子アマチュア選手権で優勝。昨年6月の全米女子オープン8位でベストアマに輝き、プロ転向。「朴セリに続け」と期待を集めている。 

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