平壌学生少年芸術団ソウル公演
純粋な瞳に希望を見た/アンコールの嵐、統一近づくきっかけに
分断後、初めてソウル公演を行った平壌学生少年芸術団(崔輝団長)がソウル市内の「芸術の殿堂・オペラ劇場」で5回の公演を終え、5月30日に帰途についた。 (朝鮮通信)
「天真爛漫な北の子どもたちを見ると、故郷の親戚の子どもを見ているよう。この雰囲気が南北頂上会談まで引き継がれ、統一が近づけば」(リ・ソンマンさん、63) 芸術団は、初日の反響の大きさに、2日目からは6〜8曲の民謡をさらに加え、公演時間を20分延長した。 28日の最終公演では、客席から「また会いましょう」との歓声がたえず、カーテンコールは6度におよんだ。聴衆の熱気に「我らの願いは統一」を歌う子どもたちも目に涙を浮かべ、会場は感動の海と化した。 また一行は29日、リトルエンジェルス芸術会館でアンコール公演を披露。同世代のキョンボク初等、ソンファ芸術中高の児童、生徒ら2700余人と交流した。 帰国前日、市内のホテルで開かれた歓送宴で芸術団の崔輝団長は、「子どもたちの純粋な心と澄んだ瞳から、統一の信念を学ぼう」と語り、公演を主催した(株)平和自動車の朴相權社長は、「子どもたちは統一ほど、急を要するものがないことを教えてくれた」と感きわまりない様子だった。 公演は3日、KBSテレビで放映される。(写真は南朝鮮の新聞から) |