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「隠れ乱視」が増える/眼精疲労で頭痛、肩凝りに

 最近、 隠れ乱視」が増えている。これはパソコンやワープロなどOA作業の増大で目の疲れを訴え、作り直した眼鏡やコンタクトレンズが原因で起こるもの。

 「隠れ乱視」により眼精疲労が引き起こされる。眼精疲労は、目を使う仕事をしたときに、普通の人では疲れないような場合でも目が疲れたり、目が痛い、かすむ、まぶしい、充血するという目の症状や、頭痛、肩凝り、吐き気といった全身症状を起こす場合もある。

 これらの症状は眼鏡を作ってすぐに現れるわけではないので、目が原因だと気づかずにいる人も多い。

 福島県立医大眼科学講座の梶田雅義講師は「頭痛などの症状は、眼鏡やコンタクトを作り替えた3ヵ月後からがもっとも多い」といい、3ヵ月を目安に体調チェックをするよう勧めている。

ミニ肝臓作りに成功/千葉大などのグループ

 肝臓の組織の一部から、「ミニ肝臓」をつくる方法を、千葉県の生体科学研究所や千葉大学医学部などのグループが開発した。ミニ肝臓は、毒性を調べるなど新薬の研究や、抗がん剤の効果確認などに役立つ。

 グループは、厚さ0.3ミリのセラミック製の回転刃を複数枚、等間隔に並べ、絶縁した肝臓切片作成装置を新たに開発。厚さ2ミリで5ミリ四方の「ミニ肝臓」を作れるようにした。 

 肝臓組織(肝小葉)が温存され、培養できるうえ、肝臓が薬を吸収、解毒、排出する働きを確認できる。

「国産100%」表示に組み換え大豆/市民団体がスーパー調査

 「国産大豆100%使用」「遺伝子組み換えでない」などと表示して大手スーパーが、販売している自社ブランドの豆腐から、遺伝子組み換え大豆が検出されたことがこのほど市民団体の調査で分かった。

 環境を考える市民団体「日本子孫基金」(東京)が、国内の遺伝子解析業者に依頼して4月、東京周辺の2ヵ所のスーパーで豆腐2種類を購入し検査した。結果、東京都内の食品製造業者が作り、大手スーパーの自社ブランドとして売られていた絹ごし豆腐から除草剤への耐性を強めた「ラウンドアップレディー」大豆が検出された。

 遺伝子組み換え大豆は日本では生産されておらず、輸入の組み換え大豆が原料に混入した可能性が高いという。厚生省は安全性の確認を急いでいる。

血液製剤、管理ずさん/都が7病院に改善指導

 ウイルス感染や副作用の危険性をはらむ血液製剤の輸血療法で、東京都内の7つの大規模病院が厚生省令で定められた血液製剤使用をチェックする「輸血療法委員会」を設置せず、適正な血液製剤の使用をしていない可能性があるとして都衛生局は5月15日までに、この7病院に対し「輸血療法委員会」の設置を求める行政指導をした。

 指導を受けたのは国立病院が2、私立大学病院が4、それに私立病院が1。いずれも500床以上か、救命救急センターを有する病院で、都が本格指導に乗り出したのは初めて。衛生局では「輸血療法は患者の生命に直結する場合があり、緊急センターを持つ病院に至急の改善を促した という。

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