新たな友好親善を/朝・日合同の歴史探訪
埼玉・高麗郷で野遊会
21世紀、朝鮮と日本の新しい友好親善関係を願う市民たちによって企画された歴史探訪と野遊会が14日、埼玉県の日高市で行われた。
毎年この時期に行われる野遊会は、今年で20回目を迎えた。今回の「高麗郷野遊会」には約120人の日本の市民と同胞らが集まり、約1300年前に高句麗の王族の一部が渡来し、定住した高麗郷の史跡地を見物した。 参加者らは当時、朝鮮の科学・文化を伝える史跡地を見学した後、高麗神社の後継者である高麗文康さん(こま・ふみよし、33歳)、琴秉洞さん(72歳)の講演を聞いた。 高麗さんは、 地理的に近い日本と朝鮮は当時、この地域で共存の関係にあった。近いうちに日朝国交正常化が実現すれば、人の往来も増え、2つの国が再び近い国になるであろう」と指摘した。 琴秉洞さんは、「『関東大震災』当時の朝鮮人虐殺事件と同様な痛ましい惨劇を2度と繰り返さないためにも私たちは歴史を知り、正しい歴史認識を持たなければならない」と述べた。 その後、高麗川の川辺で行われた焼き肉の集いでは、朝鮮大学校のチャンゴクラブが「サムルノリ」と民謡を披露し、参加者たちはその拍子に合わせて一緒に踊った。また互いに肩を組合い、「我らの願い」を歌った。 |