気兼ねなく相談できる
東京・同胞生活相談総合センター開設
期待寄せる同胞たち
〈同胞生活相談総合センターの主な役割〉
「敷居の高さなく安心感」
東京での同胞生活相談綜合センターの相次ぐ旗揚げに、地元の同胞からは大きな期待と信頼を寄せる声が上がっている。 以前、新宿区主催の介護保険説明会に出席した際、「このような集いを支部で開いてくれていれば」と切に感じたという、女性同盟新宿支部の李順愛さんは、「待望のセンター開設であり、大変うれしい。開設記念集会に参加した人たちの表情から、喜んでいるのは私だけではないな、と実感した」と語る。 寄せられた感想の多くは、「弁護士というと敷居が高く感じられるが、センターの相談員になら気兼ねなく相談ができそうだ」(総聯大田支部の朱芳男さん)、「プライバシー保護を徹底してくれるので安心」(女性同盟板橋支部の「明姫さん)など、親しい人にも言い出しにくい生活上の悩みや頼みごとを、遠慮なく相談できるという声だ。 また、同じ同胞が相談員を務めるということで、1世同胞である女性同盟荒川支部の許順信さんからは、「介護保険の説明など日本語でされても分かりづらいし、生活上必要な申請手続も1人暮らしの高齢者には大変。こうした問題を解決する役割をセンターにはしっかりと担ってほしい」という意見も寄せられた。 一方、日本人士からも、「大変喜ばしいこと。在日朝鮮人の生活をサポートする総合センターとして、在日朝鮮人の団結強化の起爆剤になってほしい」(日朝友好促進中野区議会議員連盟の江口済三郎会長)など、センターの役割に期待する声は多い。 |