投    稿

生徒と共に「校庭菜園」に挑戦  金炳虎


  昨年は理科の授業の一環として校庭の花壇にひまわり、へちま、プチトマト、きゅうりなどを植えました。とくにプチトマトはよく育ち、夏休みに生徒たちと取り立てを食べました。スーパーで買ってきたのではなく、校庭で育ったトマトを食べた時の感動的な生徒たちの顔が印象的でした。

 夏が過ぎ、秋も過ぎ去ったある日、校庭の片隅の水飲み場に野生のプチトマトが育ちました。誰かが食べ残したのか、食べ忘れた実から芽が出て育ったものと思われます。真冬にもかかわらず、しっかり育ち新たな実が赤々となりました。水も肥料も与えていないのにしっかり育つトマトを見て生徒たちとともに自然の力、自然の偉大さを実感しました。

 日本の学校でいじめ、学級崩壊などが騒がれている今日この頃、動物の飼育や、野菜の栽培などの情操教育を通じて生徒たちの心に豊かな人間性を養っていきたいと思います。

 「自然流家庭菜園のつくり方」に当選しました。今年は生徒たちとともに校庭菜園作りにチャレンジするつもりです。
(東京朝鮮第2初級学校教員 27歳)

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