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南北最高位級会談、初の準備接触/「すべてを統一志向で」

 6月に開催を予定している南北最高位級会談に向けた準備接触が22日午前、板門店南側にある「統一の家」で行われた。協議には北側から金※(※=月偏に令)星最高人民会議常任委員会で参事、南側が梁栄植統一省次官をそれぞれ首席代表にして3人ずつが出席した。

 開城22日発朝鮮中央通信によると、協議では双方の立場表明があり、北側の金団長は「北と南が7・4共同声明で明らかにされた祖国統一3大原則を再確認し、最高位級会談開催で合意したことは、民族の意思と自主的な志向を反映したもので、南北の関係改善と統一問題の解決において画期的な意義を持つ」と述べながら、会談が実現されれば「民族の和解と団結を成し遂げるうえで転換的な局面が開かれる」と語った。

 また、「会談が結実を結ぶには、すべてに統一志向の新しい気持ちで接し、育んでいくべきだ」と語った。

 双方は次回協議を27日に板門店北側地域(統一閣)で開くことにした。

総聯合弁事業推進委 理事会拡大会議

 総聯合弁事業推進委員会(呂成根会長)2000年度第1回理事会拡大会議が20日、東京・上野の朝鮮商工会館で行われ、朝鮮国際合弁総会社副理事長兼朝鮮合弁銀行理事長の南昇祐総聯中央副議長らが参加。3月に平壌で行われた朝鮮国際合弁総会社第11回理事会および朝鮮合弁銀行第6回理事会の内容が伝えられ、決定を実行するための対策が討議された。

九州朝鮮歌舞団がハンセン病療養所で公演/ 故郷の歌に涙=A同胞入所者ら大喜び

 九州朝鮮歌舞団が18日、熊本・菊池郡の国立ハンセン病療養所菊池恵楓園で慰問公演を行い、20数人の同胞を含む入所者、職員、同胞ら150余人が観覧した。

 総聯熊本県本部では毎年、総聯が年末に行う「愛の募金運動」の義援金を同療養所の同胞入所者にも贈っているが、入所者をもっと力づけようと今回、初めて慰問公演を企画した。

 チマ・チョゴリを着た団員たちの歌や踊りを楽しんだある同胞入所者(73)は「最高の公演だった。故郷の歌を聴いて涙が出た。毎年来てくれたらありがたい」ととても喜んでいた。由布雅夫園長は「入所者たちのとてもいい慰労になった。来春に新しい公会堂が完成するが、その時はぜひこけら落とし公演をお願いしたい」と話していた。

朝鮮代表が国連人権委、「慰安婦」問題で発言

 ジュネーブの国連欧州本部で開かれた国連人権委員会第56会期の議題12「女性に対する暴力」で10日、朝鮮代表が発言した。

 代表は、日本が「慰安婦」、強制連行・労働のような過去の人道に対する罪について認めず、公式謝罪も賠償もしていないが、日本の過去の蛮行は国際法に違反した反人動的犯罪であり、これには時効が適用されないと指摘。日本当局に対し、朝鮮人民に対して与えた人的・物的被害について真相を全面的に調査、公開し、責任者を処罰して、国家による謝罪と賠償を行うよう強く求めた。

日朝友好新潟市議連/「万景峰92」号を初訪問、船上懇親会

 朝・日国交正常化交渉再開、南北最高位級会談開催の決定を祝い19日、新潟に入港中の「万景峰92」号で「日朝友好促進新潟市議会議員連盟」(関口松柏会長)と総聯新潟県本部職員との船上懇親会(主催=総聯新潟・下越支部)が行われた。1973年に結成された同議連が同船を訪れるのは初めてのこと。市議らは乗務員の案内で客室、操舵室など船内を見て回った。

 主催者を代表してあいさつした総聯支部の金鐘海委員長は、「新潟少女ら致事件」に関して「政治的な思惑があるとしか思えない」、「疑惑の解明は望むところだが、この問題を持ち出すことで、朝・日国交正常化交渉を遅らせてはいけない」と話した。

 席上、今年の9月に訪朝団を派遣しようとの提案も行われた。また船員たちは、歌を披露して歓迎した。

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