あの時、このひと言


 「花見は500人以上の同胞で大盛況。近所に住む同士、分けへだてなく暮らしているということを改めて痛感した。南北首脳会談では、たくさん話をして人間関係を築いてほしい。お互いに話し合えなかったことが分断国家の一番の悲劇なのだから。総聯と民団は、会談の開催を祝う大会などを共に企画し、統一の雰囲気を盛り上げていきたい」

(9日、初めて民団と合同で花見を行った総聯大阪・豊能支部の李鐘植副委員長=73歳、10日、南北最高位級会談合意の報に触れて)

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 「地方の朝鮮学校は少子化という共通の問題を抱え、生き残りへ頭を痛めている。まずは、朝鮮学校への就学率を高めるため、日本学校に通う子供たちが来たくなるような学校、さらには日本各地の朝鮮学校生徒も行ってみたいと思うような個性ある学校にしていきたい」

(4月から倉敷、岡山の両初中を統合し、新たな船出をした岡山朝鮮初中級学校。学校法人岡山朝鮮学園の李康烈理事長

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 「民族学級で学ぶ機会に恵まれた子供はよいが、そんな機会がなければ日本人になっていく。民族学級に限らず、同胞の子供たちが集える色々な場所を増やすべきだ」

(京都市立陶化小学校・民族学級の田敬子講師=53)

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