同胞の店
「さかえ整骨院」(埼玉・川口)
地域に根付いた治療を 指圧とマッサージに力/リハビリ、ケアもバッチリ 骨折、ねんざ、脱きゅう、打撲を中心に、腰痛、膝・足の痛みなどの治療が主で、とくに力を入れているのは指圧とマッサージだ。 患者さんは地元の中高年者が多く、とくに慢性疾患を持つお年寄りが過半数を占めている。「キューポラのある街」という土地柄から、鋳物工場に従事する人もよく訪れるという。 それだけに、親切、丁寧をモットーに、地域に根付いた治療を心掛けている。診察時間は午前8時半から午後8時までと長いが、通勤前、帰宅途中にも立ち寄れるようにとの考えからだ。 開院は3年前の1997年7月。院長の韓栄一さん(33)は東京朝高、東京医療専門学校卒業後、都内や地元の各医院などを経て、独立し 整骨医になる決意をしたのは朝高時代。膝のけがを治すために世話になった医師の勧めがあったからだ。そして何よりもその時、「けがで苦しんでいる人を一人でも多く助けられる」という素晴らしさを感じたことが、この世界に入るきっかけとなった。 地元の医院に勤めるかたわら、ミシガン州立大学スポーツクリニックでアスレチックトレーナーの研修も受けた。そんなことから、治療では、スポーツ科学・医学に基づく効果的な処置なども実施している。例えば、昔は治療が終わればそれで終わりという整骨院が多かったが、ここは違う。新しいリハビリ機器を積極的に導入するなど、リハビリやケアにも力を注いでる。 韓さんはまた、休診日にはスポーツトレーナーとして、迅速で適切な処理、判断を求められるスポーツ選手に対する治療も行っている。東京朝高サッカー部のトレーナーも担当している。 (基) 埼玉県川口市元郷5―18―11 第1ハイツ池田(TEL 048・222・8659)。川口駅東口からバスで約15分、川24元郷・エルザタワー循環川口東口駅行乗車、元郷南小学校下車向かい側。 韓さんの一言アドバイス 中高年の方など、年をとるにつれ、打撲したり、腰や膝などの痛みが表れてきたりします。また慢性疾患の場合、骨、軟骨、筋肉が弱まり、体力レベルが下がります。 対策としては、適度の運動を日頃から行うことです。 一方、日本に住む人の場合、治ればよいという「受け身」の人が多いのですが、欧米では治療後も、毎日のウォーキングや体操などを繰り返したり、ジムに通って水泳などを行っている人が多数います。 |