社会復帰、私の場合(1)
―1年前、脳梗塞で病院に―
 
崔※(※=くさかんむり、禾偏に童)園


「手術不可能」と医者も診断
以来、我流の治療法で元気に

退院するよう勧告

 私は57歳だった1989年の夏、左胸部に激痛が走り、救急車で病院に運ばれ、狭心病と診断された。以来、10年以上病院の薬を服用してきた。

 ところが昨年2月のある日、突然、目まいがして、言葉が思うように出なくなった。病院で検査の結果、脳梗塞(左中大脳動脈閉塞症)、狭心症、糖尿病、高血圧、言語障害と診断され、即入院した。脳の血管の一部が血栓で詰まっていた。

 しかし、幸いなことに細いバイパスが出来ていたので、重症にならずに済んだ。それ以上、症状が悪化しないよう、点滴と投薬治療を受けた。

 主治医から半身麻痺か、寝たきりになる可能性があると言われた。2週間ほど治療を受けたころ、症状が固定し、患部が手術不可能な場所にあるため手術もできないし、これ以上、入院の必要がないから退院するよう勧告された。

 帰宅したものの体調はすぐれず、もちろん社会復帰などとんでもない話であった。医者に見放されたわけである。家族や仕事のことなど色々な心配や不安で、これからどうしようと、心中穏やかでなかった。

 思案の末、自分で研究して健康を取り戻すしか方法がないと決心した。民間で伝承されている療法でも、健康補助食品でもよい。要は、治って元気に活動できたらいいわけである。

 こうして私は我流の方法で、治療に必死で専念した。その結果、昨年6月中旬ころから現場に復帰できるようになり、今では元通り働くことができるまでに回復した。

活性酸素の害毒性

 息は「生きる」と訓じている。私たちの生命と、この息との間には密接な関係がある。

 私たちは、酸素なしでは生きられない。しかしその酸素は、私たちの体を蝕む活性酸素に変化するという両刃の剣でもある。

 活性酸素により体内の血液が酸化すると酸性体質となり、動脈硬化を起因とする心臓病、脳卒中、糖尿病や肥満、その他の生活習慣病、ガンや老化といったほとんど全ての病気と密接に関連していることが最近の研究で分かってきた。

 もう少し具体的にいうと、酸性体質になると血液の流れが悪くなる。血行が悪くなると、赤血球が固まりやすくなり、血液の循環を阻害させる。これが諸病の原因ではないかといわれている。

 だから常に血液を弱アルカリ性にすれば、病気になりにくい体質を維持することが出来、とくに病んでいる箇所に血液を十分に供給することで自然治癒力が活発になり、健康を取り戻すことができる。

 素人の私が、医療について述べる資格など毛頭ないが、自分の体験を一人でも多くの人に役立ててもらえればと思い投稿させてもらった。

 私が取り入れて、病気から解放され、元気に社会復帰できた健康法は、(1)クエン酸健康法(つかれ酢) (2)EM1号とEM1X健康法 (3)食事療法 (4)無臭にんにく(蓬莱)健康法 (5)呼吸健康法  (6)運動療法(7)いつもプラス思考と日々の実行、などである。これらを順を追って紹介したい。(チェ・ドンウォン 68歳 京都市在住)

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