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介護保険制度スタート、同胞高齢者に配慮を
総聯各本部、支部が自治体首長に要望書


 介護保険制度の実施と関連し、各地の総聯本部と支部が地方自治体の首長宛てに要望書を提出し、同胞高齢者に対する介護サービスの充実を求めている。

 要望書の内容は6項目で (1)同胞が制度を十分に理解できるような広報の徹底とケアプラン作成の際に、意思疎通が保たれるような措置の実施 (2)無年金の同胞や小額受給者への国の抜本的救済措置が取られるまでの間、保険料や利用料の軽減措置を実施 (3)同胞高齢者や障害者を排除している国民年金制度の抜本的是正と、救済措置の早期実現に関する日本政府への要請 (4)無年金同胞に対する給付金を老齢福祉年金に準じて実施することなど。総聯大阪府本部は3月28日に大阪市長に、総聯新潟県本部は30日に新潟県知事に、総聯東京・文千支部は29日に文京区長宛てにそれぞれ要望書を提出した。

東京歌舞団創立35周年、記念公演「愛の中で35年」
これからも同胞とともに

 東京朝鮮歌舞団創団35周年記念特別公演「愛のなかで35年―2000年代もみなさんとともに―」が4日、東京・池袋の東京芸術劇場で行われた。850の客席が満席になるほどの盛況ぶりだった。

 公演には現職の団員だけでなく、歴代のOB、OGらも出演した。1部では30数年の公演活動の中で歌われ続けてきた「息子自慢に娘自慢」が現代版に脚色され音楽劇で披露されるなど、人気の高い演目が上演された。2部では35周年を記念して創作された独唱と踊り「オモニを想う歌」、混声重唱・「私の宝物」などが披露された。

 同歌舞団の姜春美副団長(42)は「公演が終わったあと、同胞たちが『よくやった』と暖かいことばをかけてくれたが、その一言が力の源。同胞の喜ぶ顔を見るため、舞台に立ち続けたい」と話していた。

無年金同胞への給付金、和歌山市が増額

 和歌山市は無年金状態の同胞高齢者に対する給付金を、年額3万6000円から12万円に増額する。3月24日の市議会で可決されたもので、4月から支給される。

 総聯和歌山県本部と総聯和歌山支部は、3年前から市当局に対して増額を要請してきた。

 増額決定を受け、和歌山同胞生活相談総合センターでは今後、対象になる同胞を訪問し、申請の方法などをアドバイスしていく。

教育補助も

 また和歌山市は、和歌山朝鮮初中級学校に対する教育補助金(年額280万円の私学振興補助)も今年度から400万円に増額する。

社会安全省、人民保安省に改称/最高人民会議が閉幕

 4日に開幕した朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議第10期第3回会議が6日、上程された議案を成功裏に討議して閉幕した。

 会議では、第1議案の1999年度国家予算執行の決算と2000年度国家予算、第2議案の最高人民会議休会中に同常任委員会が採択した教育法、対外経済仲裁法、民間航空法の承認、第3議案の社会安全省の人民保安省への改称、第4議案の朝鮮・ロシア条約の批准が、それぞれ全会一致で採択された。

 社会安全省の人民保安省への改称について最高人民会議は、金日成主席が真の人民の保安機関を創立して導いてきた不滅の業績を輝かせ、社会主義強盛大国建設の要求に合わせて、社会安全機関の機能と役割をいっそう高めるためであると指摘している。(朝鮮通信)

朝鮮の金永南委員長、キューバを公式訪問

 朝鮮最高人民会議常任委員会の金永南委員長が、キューバ国家評議会のカストロ議長の招請で同国を公式訪問するため7日、平壌を出発した。

 金委員長は滞在中、ハバナで開かれる開発途上国の77ヵ国グループの(G77)首脳会議に参加する。

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