イタリア外相訪朝に関する共同報道(要旨)
3月29日に平壌で発表された、イタリア共和国外相の朝鮮訪問に関する共同報道の要旨は以下の通り。(朝鮮通信)
◇ ◇ 双方は、朝鮮とイタリア両国間の外交関係樹立が大きな意義と潜在力を持つ出来事になることを認め、相互尊重と自主権、平等の原則、そして国連憲章に明記された原則に基づき、両国が政治、経済、文化分野で友好協力関係を拡大させることにした。 双方は国際機関、そしてハイレベルと実務レベルの接触を通じて相互主義を発展させることにした。 朝鮮は、イタリア政府が人道的な協力を提供したことに謝意を表し、イタリア側はこうした協力を続けることに関する朝鮮の要求を肯定的に検討することを確言した。 双方は、国連協約と文書に反映されて現在、国際的な関心事となっている東北アジア地域とヨーロッパの情勢と関連した重要な問題について意見を交換した。 双方は、朝鮮と欧州連合(EU)間ですでにスタートした対話が重要であることを強調した。 朝鮮とイタリアは、この地域で恒久的な緊張の根源となっている朝鮮の分裂が、統一志向的で有益な北南対話と協議を通じて1日も早く平和的に終わらなければならないということに見解の一致を見た。 訪問期間、文化・芸術および科学分野での協力に関する共同声明が調印された。 イタリア外相は朝鮮外相が近いうちにイタリアを訪問するよう招請した。 招請は快諾され、時期は今後、外交ルートを通じて確定することにした。 |