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有珠山噴火 総聯北海道本部副委員長ら、同胞宅を訪問、安否確認 【札幌4日発=本社洪榮順記者】北海道南西部の有珠山(732メートル)の噴火と関連して総聯北海道本部では1日、郭正基副委員長ら2人が現地の伊達市災害総本部を訪れ、周辺地域に住む同胞らの被害状況について確認した。もっとも危険とされる虻田町長には同胞は住んでいない。しかし、札幌市に住む総聯傘下同胞が経営するパチンコ店があり、現在、完全休業状態に置かれている。同店に勤務する同胞従業員一家4人は伊達市の実家に避難した。 伊達市には13人の同胞(朝鮮籍、韓国籍)が居住しているが、うち12人の住居は避難指定地域外にあり、基本的に安全だ。残る1人は親戚の家に避難しているという。人的、物的被害は今のところない。総聯本部代表らはそのうち総聯傘下の同胞7人の住まいを訪ねて直接安否を確認し、慰労した。 その他、伊達市内にある総聯傘下同胞(住居は札幌市や千歳市)経営のパチンコ店3店は避難指定地域外にあり、平常どおりの営業を続けている。しかし、噴火の影響で客足は普段の4分の1に落ち込んでいる。 壮瞥町、洞爺村には同胞は住んでいない。大滝村には総聯傘下同胞1家族が住むが、火山灰が少し降る程度で大きな被害はない。 埼玉県熊谷市が福祉年金を増額 朝鮮に218人の「従軍慰安婦」/上海の国際会議、南北協力も確認 報道によると、朝鮮で旧日本軍による元「従軍慰安婦」の被害調査が進んでおり、すでに218人の元「慰安婦」の存在が確認されていることが分かった。中国・上海で3月30日、慰安婦問題に関する国際学術シンポジウムが開かれ、そこに出席した朝鮮の「従軍慰安婦及び太平洋戦争被害者補償対策委員会」の朴明玉副委員長が明らかにした。 一方、シンポではアジア各国と南北朝鮮の連帯の必要性が強調され、「従軍慰安婦問題では、南の人たちと共に取り組んできた実績がある。南北協力、アジア各国との連帯を強化する」(北の朴副委員長)、「南北の運動団体が協力してきた実績は民間協力のモデルケースだ」(南の鄭鎮星ソウル大学教授)などの発言があった。
南北初の共同ブランド、たばこ「ハンマウム」が販売 南北朝鮮が初めて共同開発・生産したたばこブランド「ハンマウム(ひとつの心)」が1日、南北同時に販売された。北の光明星総会社と南朝鮮のたばこ人参公社が、南北協力事業の一環として3月初旬から平壌市の龍城たばこ工場で生産を始めている。 両会社では年間1億箱を生産し、南で8000万箱、北で2000万箱を販売する予定だ。たばこ人参公社では「ハンマウムは、朝鮮産の黄色種の葉タバコを使った最高級の製品」と話している。 国交正常化促進討論集会/日本市民ら、朝鮮対文協代表団も参加 主催者を代表して統一支持日本委の槙枝元文議長があいさつし、再開される日朝国交正常化交渉では、何よりも過去の日本の植民地政策と朝鮮人民に与えた被害、抑圧に対する謝罪と補償が必要だと述べた。訪日した朝鮮対外文化連絡協会代表団一行も参加し、団長の鄭崙会局長があいさつした。また中央大学の伊藤成彦教授、「日韓分析」編集人の北川広和氏がそれぞれ講演した。 |