同胞の店

鉄板焼き「味家(みや)」/東京・中央区


豚ネギ巻焼、モダン焼が自慢
ランチ定食は800円、ごはんお替わり自由


 「『安くておいしいものを提供する』。これがお店のモットーです」と語るのは、夫の廉敏雄さん(50)とともに店を切り盛りする姜洋子さん(50)。

 なるほど、もんじゃ各種600円、お好み焼き650円、和風ドレッシングにヤンニョムを利かせた「みやサラダ」500円と、どれも手頃な値段だ。

 一番人気は豚ネギ巻焼。コチュジャンで朝鮮風に味付けしたしらがネギを、鉄板で焼いた豚肉で巻き、それをさらにサンチュで巻いて食べる。さっぱりした風味に、しらがネギのピリッとした辛さがうまくマッチして、いくらでも口に入る。お酒のつまみにはもってこいだ。

 オムレツの中にコーンと玉ネギ、チーズを入れたチーズ・オムは若者に人気だ。お好み焼とソース焼そば、玉子の薄焼きを三層に重ねたモダン焼は関西風と広島風の中間といった感じで、廉さんのオリジナル。1人では食べ切れないほどボリューム満点だ。

 客層は家族連れからサラリーマン、若者のグループまで多種多様だ。明け方4時まで開いていることもあって、築地市場に出入りするトラックの運転手さんなども訪れるという。昼は定食を800円で提供。何とごはんがお替わり自由である。

 昨年7月にオープンしたばかり。1度立ち寄ってみては。廉さんファミリーがあたたかく迎えてくれる。(聖)

 

 お薦めメニュー (1)豚ネギ巻焼(800円) (2)スペシャルモダン焼(1400円) (3)チーズ・オム(500円) (4)味家もんじゃ(900円) (5)ブタキムチ炒め(900円)

 営業時間 昼午前11時30分〜午後1時30分(月〜金)、夜午後5時〜午前4時、土・日・祭日は正午〜午前12時。

東京都中央区勝どき2―9―2(TEL 03・3533・2077)

 

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