ユー・アイ・スクエア2000/京都
朝・日8校で友情広場
市内の朝鮮初中と日本の小学校、幅広い交流へ
京都市内の朝鮮初級学校3校と日本の市立小学校5校の児童が共に集う交流の場「ユー・アイ・スクエア2000(YOU&I SQUARE 友情広場)」が2月26日、京都・右京区の市立梅津小学校で行われ、京都朝鮮第1、第2、第3初級学校と京都市立の梅津、楽只、松尾、伏見南浜、鷹峯各小学校の児童、教職員、保護者ら400余人が参加した。
朝鮮初級学校3校と日本の市立学校5校は、10年前から地域ごとに独自の交流を深めてきた。今回のイベントは、こうした交流がある程度定着したという認識の下、8校が集まる場を持つことで、新たな交流を広げる機会にしようと企画された。
関係者らは今後、行政のバックアップも求めながら毎年開催して全市的な広がりを目指すとともに、子供だけでなく親同士の交流も図り、朝・日友好の輪を広げたいとしている。
児童らは自己紹介を記したカードを交換する「名刺交換ゲーム」をはじめノルティギ(板を渡してシーソーのように跳ぶ朝鮮の民俗的な遊び)、カルタ、コマ回しなど、様々な遊びを通じて仲良くなった。学校ごとに出し物を出す「ふれあいコーナー」では、朝鮮の民族楽器の体験コーナーが人気だった。朝・日の母親たちが一緒に作ったトック(朝鮮風雑煮)の昼食を挟み、最後は全員一緒にフォークダンスを楽しんだ。
伏見南浜小の保手浜悟校長(54)は「児童たちが触れ合い、理解を深めながら友情を育んだ意義深い1日だった」と話していた。