朝鮮半島/動き
民主、元「慰安婦」へ金銭支給要求
民主党は2日、旧日本軍の「従軍慰安婦」だった被害者に、日本政府の責任で金銭支給を含めた措置をとることを柱にした法案をまとめた。実態調査のため、首相を会長とする「問題解決促進会議」を総理府に設けることなども盛り込んでいる。今国会に提出する方針で各党に共同提案を呼びかける。
法案は「政府ができるだけ速やかに謝罪の意を表し、名誉回復のために金銭の支給を含めた必要な措置を講ずる」としている。
河野外相、南朝鮮訪問へ
報道によると河野洋平外相は2日までに今月後半、南朝鮮を訪問する意向を固めた。金大中大統領らと会談し、7月の沖縄サミットに臨むサミット議長国としての方針を説明する考えだ。
朝米協議、7日からニューヨークで
米政府は1日、朝鮮の政府高官による訪米問題をめぐり、7日からニューヨークで朝鮮との2国間協議を開催すると発表した。協議には朝鮮側からは金桂寛外務副相、米側からはカートマン朝鮮半島和平担当特使らが出席する。朝鮮に対する米の経済制裁緩和や米政府によるテロ支援国指定の解除の問題などが協議される見通し。
ルービン米国務省報道官は声明で「今から1ヵ月後をめどに、朝鮮からワシントンへのハイレベルな訪問の準備を完結させる」と述べ、4月上旬にも朝鮮高官の訪米を実現したい考えを示した。
「過去清算で国家的責任を」太平洋戦争被害者対策委
朝鮮中央通信によると、朝鮮の「従軍慰安婦・太平洋戦争被害者補償対策委員会」の洪仙玉委員長は2月29日、「日本は2000年を迎えた現在も過去を清算せず、むしろ反共和国策動に露骨になっている」と非難する談話を発表。(1)犯罪に対する国家的謝罪と補償 (2)犯罪資料の公開と責任者処罰 (3)過去の歴史の美化粉飾の中止 (4)犯罪の再発防止のための国家的、法律的措置――などを日本政府に求めた。(朝鮮通信)
世銀、南朝鮮向け融資終了
報道によると、世界銀行は南朝鮮向け融資を予定よりも早めて終了すると発表した。1997年の通貨危機後、世銀は国際金融支援の一環として南朝鮮向けに100億ドルの融資を決め、98年10月までに70億ドルを実施した。
伊国会議員代表団が訪朝
グイド・ポロニー上院議員を団長とするイタリアの共和国民主連合所属国会議員代表団が2月29日、平壌に到着した。(朝鮮通信)
総聯経済合弁代表団が平壌着
朝鮮国際合弁総会社の第11回理事会会議に出席する総聯中央の南昇祐副議長を団長とする朝鮮総聯経済合弁代表団が2月29日、空路平壌に到着した。具本泰貿易次官ら関係者が出迎えた。(朝鮮通信)