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洪昌守に「人民体育人」称号/来月、初の防衛戦
プロボクシングWBC世界スーパーフライ級チャンピオンであり、朝青大阪・東成支部大成班班長の洪昌守選手(26)に、朝鮮民主主義人民共和国人民体育人称号と国旗勲章第1級が授与された。2日、東京・千代田区の朝鮮会館で授与式が行われ、洪選手と父の洪炳允さん、母の権敏子さん、洪選手の出身地で家族の暮らす総聯東京・大田支部の朴昌吉委員長が出席。総聯中央の徐萬述第1副議長が、授与に関する朝鮮最高人民会議常任委員会の政令(9月28日付)を朗読し、洪選手に人民体育人称号と国旗勲章第1級を授与した。 第1副議長は、洪選手への人民体育人称号授与は在日同胞と総聯組織の喜びだと述べ、洪選手が今後の防衛戦でも祖国と同胞の期待に応えるよう激励した。洪選手は「祖国の配慮に感謝を禁じ得ない。僕1人の力ではなく応援してくれたすべての同胞の力によって授与された人民体育人の名に恥じないよう、1回でも多くタイトルを防衛し、祖国と同胞の期待に応えたい」と述べた。洪選手は12月12日、大阪で、名護明彦選手(白井・具志堅ジム、WBC世界ランキング5位)と初の防衛戦を戦う。 東京で在日、南の舞踊家共演/「チュムノリ舞55」 在日、南の舞踊家たちによる、解放55周年記念コリアン民族特別公演「チュムノリ舞55―IN JAPAN KOREAN DANCE FESTIVAL」(主催=チュムノリ実行委員会)が10月31日、東京の新宿文化センター大ホールで行われ、同胞と日本市民ら約2000人が観賞した。 同公演は、朝鮮舞踊の担い手として、南北共同宣言発表の喜び、統一への想いを表現しようと、朝鮮民主主義人民共和国人民俳優の任秋子・金剛山歌劇団顧問と、韓国ソウルMBCアカデミーの鄭明子・舞踊専任講師の呼びかけで実現した。テーマは、「1つの心、1つの舞台で1つの花を咲かせよう」。任さんをはじめとする在日同胞舞踊家、日本で活動している南出身の舞踊家約50人が出演し、独舞、創作舞など12の作品が披露された。 任さんと鄭さんの合作、共演する双舞「願い」は、南北に生き別れになった姉妹の姿を表現したもので、観客の大きな共感を得た。また他の作品に対しても、客席からは割れんばかりの拍手と歓声が送られた。東京・練馬区に住む日本舞踊家の松村黎さん(58)は、「踊りもさることながら、『1つの民族』を訴えた内容が素晴らしかった」と、感想を語った。 朝鮮赤十字会中央委員会は3日、大韓赤十字社の張忠植総裁が「月刊朝鮮」誌とのインタビューで、朝鮮の政治体制を非難する発言を行ったことを糾弾する声明を発表した。 同声明によると、同総裁はインタビューで「平壌はこの10年間、停滞していた」などと発言。とくに、「離散家族の再会は、南北の異質性と体制の優劣を比較できる鏡」「北は自由がない」などの政治体制を非難する発言を問題視し、「離散家族の交換をわれわれに対するひぼう中傷に利用したことは、人道的見地から許されない」と強調した。 さらに声明は、「同総裁が責任者である以上、離散家族訪問団の交換と今後の南北赤十字会談を再検討せざるを得ない」と指摘した。 (朝鮮通信) 南で統一問題専門ネット新聞創刊 南の進歩的統一人士らが執筆陣を構成するインターネット新聞「統一ニュース」(www.tongilnews.com)が10月31日、創刊した。 市民運動家出身の李桂煥代表は創刊について「南北首脳会談後、統一への関心が高まっている状況で、インターネットを通じて正しい統一観を共有」し、とくに「コンピュータ世代にとって統一問題を身近にし、彼らと共に民族の未来と運命を考える機会を持つこと」だと述べている。 南で初の統一専門紙をうたい、関連論文、内外の報道など、統一問題に関心のある人に必要な内容を幅広く紹介。9月から試験運営されている同サイトへのアクセス数はこの1ヵ月で3万余件に達している。
京都で朝鮮統一支持全国集会 朝鮮半島情勢の劇的な変化を足掛かりに、日本での市民運動を一層強化すべきとの意見で一致。日本政府に対して、@朝鮮への敵視政策の中止A過去の植民地支配に対する謝罪と補償B早期の国交正常化を求める「京都アピール」を採択した。(関連記事) |