朝鮮大学校で入学式

　１９９９学年度朝鮮大学校入学式が１０日、東京・小平市の同校で行われ、総聯中央の許宗萬責任副議長、権淳徽副議長、朝大の南時雨学長をはじめ総聯幹部と教職員、新入生、父母らが参加した。

　許責任副議長は祝辞で、朝大が今学年度から新たに体育学部を設け、政治経済学部に法律学科、理学部と工学部を統合した理工学部に情報処理科を新設し、師範教育学部を教育学部に発展させ、研究院を整備、強化したことについて指摘。同胞社会と国際舞台で活躍する人材をより多く輩出するうえで転換を起こす契機となるだろうと述べた。

　そして新入生らが、１世、２世の積み上げた祖国愛の伝統を継承して金正日時代を輝かせて行く人材に成長するため、在学期間、主体性と民族性を備えた立派な朝鮮人になれるよう自分を鍛え、勉学に励み、朝青活動にも誠実に参加するようにと激励した。

　南学長の報告によると、各学部に入学した今年の新入生は推薦入学を含めて３６０人。また１６人の同大卒業生が研究院に進んだ。全新入生を代表して政治経済学部の許都重さんが決意表明を行った。（関連記事）