総聯中央委員会第17期第5回会議/大きな成果で18全大会迎えよう
総聯中央委員会第17期第5回会議が26日、東京・千代田区の朝鮮会館で行われた。会議では金正日朝鮮労働党総書記を推戴してから初めて迎えた歴史的な年に、総聯組織を強化し、全同胞が参加する「100日間運動」を展開し、輝かしい活動成果で総聯第18回全体大会を迎えることを討議、決定。大会が在日朝鮮人運動で画期的転換と発展をもたらす契機になると強調した。会議では、総聯規約に基づき総聯第18回全体大会を5月22、23日の両日、東京で開くことを決定した。
「100日間運動」展開を決定
会議ではまず、韓徳銖議長があいさつした。
韓議長は、社会主義強行軍を行っている祖国の人々のたたかいに歩調を合わせ、総聯の事業でも画期的転換と飛躍をもたらさねばならない重要な課題が提起されていると指摘、今回の会議ではこの課題遂行へと全活動家と在日同胞を呼び起こすための対策を立てることになると語った。
とくに、今回の会議で総聯第18回全体大会を招集する問題を討議すると述べ、17回全体大会以後の3年間の活動を輝かしく結束し、チュチェ偉業の継承完成をめざす新時代の要求に合わせて、在日朝鮮人運動をより高い段階へと発展させるべきだと強調。18全大会を、金正日総書記を戴く新時代、21世紀に向かって進む在日朝鮮人運動の新たな発展段階を開く画期的な大会として迎えるべきだと指摘した。
続いて、許宗萬責任副議長が第1議題「歴史的な今年に、総聯組織を強化し、全同胞的な愛国愛族運動を力強く繰り広げ、総聯第18回全体大会を輝かしい活動成果で迎えることについて」に対する報告を行った。(報告要旨)
会議では、第2議題「総聯第18回全体大会を招集することについて」の報告が行われた後、13人の中央委員が討論した。
会議では、第1議題と第2議題の報告を満場一致で採択した。
会議では、許宗萬責任副議長が結語を述べた。
責任副議長はその中で、祖国の人々の強行軍に歩調を合わせて「100日間運動」を繰り広げ、今年を民族愛国運動で新たな発展段階を達成する力強い前進の年、飛躍の年に輝かせることにあると指摘した。
つぎに、今会議が金正日総書記を推戴して金正日時代を公式に宣布した後に初めて開いた歴史的会議であり、17期の活動を締めくくる会議になると語った。
そして、今会議で提起された課題は、18全大会を勝利者の大会として飾るだけでなく、21世紀に向かう在日朝鮮人運動を発展させるうえで備えなければならない思想の土台、組織の土台、大衆運動の土台を提起した点を深く認識しなければならないと述べた。 つぎに、総書記の領導を中心に情勢を判断しなければならないとしながら、朝米、朝・日関係について具体的に言及、金大中新「政権」の統一に対する意志を見なければならないと指摘。在日同胞社会で民族性を守るか否かという点で提起される焦眉の問題は「参政権」策動に対する態度だとしながら、金大中新「政権」が過去の「政権」が追求した棄民政策を踏襲するのか、愛国愛族を追求するのかを注視していると述べた。
つぎに、すでに達成した土台に基づき新たな前進運動を力強く繰り広げなければならないと指摘。総聯支部が同胞の生活と愛国事業の基本単位、愛国運動の地域的拠点としての役割を高めたこと、新しい世代が総聯組織と愛国運動で主役として活躍していること、「金のある人は金を、知識のある人は知識を、力のある人は力を出そう」という思想とそのもとに結集した同胞の威力だと述べた。
最後に、「100日間運動」を提起した総聯中央の意図について、愛国力量を確固と整え、総聯組織を支部を中心に同胞の間で信頼を得る組織にし、とくに新しい世代を愛国活動の主役に立てなければならず、その力で内外反動の攻勢を圧倒し、総聯と在日朝鮮人運動の前進と新たな発展段階を達成するための突破口を開くことだと強調した。
会議では、金正日総書記に送る手紙が採択された。
総聯第18回全体大会開催決定
5月22、23日 東京で
1、総聯第18回全体大会は1998年5月22、23日の2日間にわたって行う。
2、大会場所は東京朝鮮文化会館とする。
3、大会は総聯中央委員と中央監査委員および各級機関と傘下団体、事業体で選出された代議員で構成される。
代議員総数は2000人とする。
4、代議員選出比率と大会で構成される委員会、役員をはじめ諸般の大会準備事業は総聯中央常任委員会に委任する。