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李冽理選手 初防衛戦で判定負け リベンジ誓う


判定負け後、リベンジを誓った李冽理選手(1月31日、有明コロシアム)(撮影=琴順)

 WBA世界スーパーバンタム級王者で朝鮮大学校ボクシング部出身の李冽理選手(28、横浜光)が1月31日、東京・有明コロシアムで行われた初防衛戦で判定負けを喫した。

 この日、約1000人の同胞応援団が統一旗などを振りながら声援するなか、昨年10月に世界を制した李選手は、同級6位の下田昭文選手(26、帝拳)との試合に臨んだ。

 試合序盤から李選手は相手選手のボディー攻撃に苦しんだ。3回1分が経過したころ、李選手は強打をもらいダウンしたが、このラウンド終了直前に右ストレートでダウンを奪った。

 しかし、李選手はこの後、2度のダウンを奪われるなどポイント差が開き、結局0−3の判定で王座を守ることができなかった。

 李選手は本紙記者の質問に答えながら「自分のボクシングをぜんぜんできなかった」と試合後に語った。また、「たくさんの人たちが応援してくれたのに、冷静に臨めなかったことが敗因。(大阪・東大阪地域の朝青員たちがテレビ中継を見守ったことに触れ)とてもありがたかった。今後リベンジを果たしたいので、多くの同胞に見守り続けてもらいたい」と話した。

 一方、李選手が所属するジムの関係者は「6、7回で盛り返したが、すでに遅かった」と振り返った。

 また、李選手と同じ朝青支部に属し活動しているという辛賢太さん(25)は、「どのように今日の相手を倒してくれるのかに期待していただけに残念だ。冽理ヒョンニム(兄さん)と共にこれからも変わらず李選手を応援していきたい」と語った。

世界戦の応援席から 「悔しさバネに再起を」

[朝鮮新報 2011.2.1]