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サッカーU−19、アジア制覇 来年のW杯出場権獲得

14日に行われた準決勝の南朝鮮戦 [写真=聯合ニュース]

 サッカーのU−19(19歳以下)アジア選手権の決勝が17日に行われ、朝鮮がオーストラリアを3−2で下し、2006年大会以来4年ぶり(通算3回目)にアジアの頂点に輝いた。

 朝鮮は前半10分にFWのチョン・イルグァンが先制点を決めたが、オーストラリアは24分、29分に連続してゴールを奪い逆転。朝鮮は前半42分にまたしてもチョン・イルグァンのゴールで同点に追いつくと、試合終了間際の88分にチョン・イルグァンがハットトリックとなる3点目をあげ、優勝を手に入れた。

 同選手権は2年に1度開催され、FIFA U−20(20歳以下)ワールドカップアジア予選を兼ねるもの。

 中国・山東省で3日から行われた2010年大会では、準決勝に進出した上位4チーム、朝鮮、オーストラリア、南朝鮮、サウジアラビアに、来年7月末にコロンビアで開幕するFIFA U−20ワールドカップの出場権が与えられた。

 朝鮮は今大会のグループリーグで、ウズベキスタン、イラク、バーレーンと対戦。初戦のウズベキスタン戦を0−1で落としたものの、イラクを3−0、バーレーンを2−0で下し、グループリーグを2位で通過した。

 決勝トーナメントでは中国に2−0、続く準決勝では南朝鮮に2−0で完勝し、決勝に駒を進めた。

 AFC(アジアサッカー連盟)のホームページによると、決勝戦後にもたれた記者会見で、朝鮮のユン・ジョンス監督は、この試合の立役者となったチョン・イルグァンを「非常によくプレーした」と絶賛。「彼が間違いなくフル代表でプレーするだろうとは言えないが、もし彼がさらにハードにトレーニングを積めば、将来のフル代表でプレーできるようになるかもしれない」と語った。そして「われわれのプレーヤーはしっかりとした準備をして今大会に望みよくプレーした。彼らは最後のホイッスルが鳴るまで走りに走った」と、選手たちをねぎらった。

 決勝の3得点に加え、準々決勝、準決勝でも得点をあげたチョン・イルグァンは大会最優秀選手に選ばれた。朝鮮は大会フェアプレー賞も受賞した。

フル代表経験した指揮官

[朝鮮新報 2010.10.18]