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フル代表経験した指揮官

 4年ぶりにアジアの頂点に導いたU−19(19歳以下)朝鮮代表のユン・ジョンス監督は、フル代表監督も経験した人物だ。

 2006年ワールドカップ・ドイツ大会アジア予選で、朝鮮代表の指揮官を務めた。アジア最終予選では日本や中東勢に苦しめられ突破することができなかったが、今大会では決勝までの5試合を1失点の高い守備力で切り抜けた。

 前回大会でU−20ワールドカップ出場の道を絶たれた相手に挑んだ決勝戦では、逆転に次ぐ逆転で勝利した。決勝を含む6試合で朝鮮は得点12、失点3。ユース世代の強さを知らしめた。

 決勝トーナメントの3試合で5得点を記録し、大会の最優秀選手にも選ばれたチョン・イルグァンに対しても、フル代表の厳しさを知りつくすユン監督は、更なるレベルアップを求めた。

 AFCの公式ホームページの報道によると、ユン監督は決勝戦後の記者会見でチョン選手に対し「非常によくプレーした」と賞賛しながらも、「彼が間違いなくフル代表でプレーするだろうとは言えないが、もし彼がさらにハードにトレーニングを積めば、将来のフル代表でプレーできるようになるかもしれない」と指摘した。

 それでもユン監督は、大会を制した若き選手たちに「われわれのプレーヤーはしっかりとした準備をして今大会に臨みよくプレーした。彼らは最後のホイッスルが鳴るまで走りに走った」とねぎらった。

 また地元サポーターたちに対しても「われわれのチームを応援してくれたファンに感謝したい。彼らはこの試合(決勝戦)でわれわれが勝利するのを助けてくれた」と話した。

[朝鮮新報 2010.10.18]