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「南北コリアと日本のともだち展」 絵に見る平和への願い

会場には320点の絵が展示された

 子どもの絵を通して東北アジアの平和を呼びかける「南北コリアと日本のともだち展」が2〜5日、東京・青山のこどもの城1階ギャラリーで開かれた。

 今年も東京・平壌・ソウルを巡ってできあがった共同制作のタイトルは、「行こうよ!(カジャ、カジャ!)おまつりひろば」。子どもたちが思い描く楽しい遊び場が夢いっぱい広がった。

 同時に展示されたのが、南北朝鮮と日本の子どもたちの「10年後のわたし、未来のせかい」。

 北井克典くん(横浜市、2年)は、青空に浮かぶ雲、虹、ヘリコプター、飛行機が笑っている絵を描き、「みんなが空で遊んでいる。友だちになってお互いの国について調べましょう」とメッセージを寄せた。ソ・イェジンさん(仁川市、6年)は懐中電灯の先に笑顔の地球を乗せた絵を出品。「地球には平和が必要です。それで地球はいつでも輝いてなくてはなりません」。キム・シンジョンさん(平壌市、2年)は「私の10年後はファッションデザイナー」と題して、チョゴリコンテストで1等を取った喜びを表現した。康景寿くん(大田区、6年)は、朝鮮の国旗を頭に巻いて熱心に釘を打つ大工さんを表現。「大人になったら大工になりたい。東京朝鮮第6初級学校のこわれた所を直して、新しくしたいから」と夢を綴った。

 4日には、東京ウィメンズプラザ(東京・青山)でトークイベント「ともだち展くりむ・とーく」が開かれた。イベントでは、10年目を迎えた「ともだち展」を振り返り、今年の共同制作の裏話や、10年間ともだち展に関わってきた人々がそれぞれの思いを述べた。

 ともだち展は、22〜27日、さいたま市市民活動サポートセンター多目的展示コーナーでも開催される。(金潤順)

 問い合わせ=TEL 048・887・7786(塚田)

南北コリアと日本のともだち展 「未来を担う子どもたちのきずな」

[朝鮮新報 2010.12.10]