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大阪 同胞青年祝典ウリミレ・マトゥリ(祭)」に2千人

祝典は終始、同胞青年と子どもたちの笑顔で溢れた

 同胞青年祝典「ウリミレ・マトゥリ(祭)〜やっぱ食いだおれDEしょう!!」が21日、大阪朝鮮高級学校運動場で開催され、大阪、奈良、和歌山の同胞、学生など2千余人が参加した。

 「食いだおれの街」大阪にちなんで「食」をテーマに行われたこの日の祝典では、16の地域の朝青、青商会、留学同から16の屋台が出店された。奇抜なアイディアで独自に開発されたさまざまなメニューが並び、参加者たちの投票で順位を決める「C級グルメ選手権」が催された。優勝は、たこ焼きを種に使った「一子相伝東成おでん」を販売した朝青大阪・東成支部。責任者の金隆志さんは、「みんなの力が一つになったことが優勝の要因」と喜びを語った。

 メインステージでは、留学同のプンムルノリ(民族打楽器による演奏)、30、40代の女性同盟員、青商会の重唱、朝青員たちによる「ピビンバレンジャーショー」など若い世代のパワーを示す公演が披露され、大抽選会も開かれた。

 またこの日、高校ラグビーの大阪府予選第1地区決勝で勝利し、2年連続5回目の「全国大会」出場を決めた大阪朝高ラグビー部員らが舞台上で紹介され、参加者たちから拍手喝采を浴びた。

 この日の祝典の実行委員会は、朝青、青商会、留学同と若い世代の女性同盟員たちで構成された。同胞社会の新たな全盛期を築き上げる主人公は若い世代の同胞青年たちだという自覚のもと、1世、2世が作り上げてきたものを3世、4世が守り発展させ豊かな同胞社会を築こうという決意が込められた。

 実行委員会の一員として屋台販売を中心に準備に取り組んだ東成青商会の李昶林会長によれば、グルメ選手権の発想は朝青から発せられたものだったという。それを青商会がバックアップし実現した。「青商会、朝青、留学同、女性同盟が一緒になって準備する過程は、互いの距離を縮める良い機会になった。これから同胞社会を引っ張っていくのは自分たちだと自覚した過程だった」と振り返った。

 留学同大阪の朴卓さんは日本学校で学び育ち、同胞たちが集う大規模なイベントに参加したのは、今回が初めてだったという。「2年前に留学同と出会う前までは、同胞たちと接する機会がなかった。同胞たちと接し、解放感と言うか、求めていたものを手に入れた感じ。同胞たちがこれほど多く集まって楽しんでいる姿を見ながらステキだなと思った」と語った。

 祝典の実行委員会委員長を務めた大阪府青商会の金時敦会長は、「同胞たちが一堂に会する場が大切だとあらためて感じた。今日の祝典を通じて、若い世代こそが豊かな同胞社会を築く主人公であると確信した。同胞たちに元気を与えられるよう、これからもこのような場を若い世代が中心となって提供していきたい」と語った。(茂)

広島「セセデフェスタ」 青年、学生らが集い運動会

[朝鮮新報 2010.11.26]