| 広島県商工会結成５０周年記念式典 同胞社会発展のために、半世紀 |
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味の競演「フードコンテスト」に１１店舗が参加
広島県商工会結成５０周年記念式典（１９６０年５月２２日結成）が１６日、広島朝鮮学園多目的ホールで行われた。李奉国・商工連合会会長、呉載世理事長、姜二中・広島県商工会会長をはじめとする関係者、金鎮湖・総連広島県本部委員長、各支部委員長、地域の同胞たち約４５０人が参加した。朝銀西信用組合、金剛保険代表のほか隣県の同胞も駆けつけた。 式典では、姜二中会長のあいさつに続き、李奉国会長が祝辞を述べた。 また、同胞社会の発展と同胞商工人の企業権を守りサポートしてきた輝かしい半世紀を振り返る記念報告と祝電の紹介があり、商工会の発展に寄与した功労者へ記念品が伝達された。歴代会長や、３０年以上に渡り要職を務めた副会長、理事長、顧問たちが舞台に上がった。関係者の遺族にも同様の記念品が手渡されたほか、歴代会長夫人たちには花束が贈られた。 ２部では、同胞飲食店１１店舗による味の競演、「フードコンテスト・コリアングルメK－１グランプリ」が行われ、大きな賑わいを見せた。 「フードコンテスト」は、この日のために考案した新メニューの「ピリ辛塩焼きホルモン」で勝負に出た、「韓国家庭料理・本格焼肉『食辛房』」が見事、優勝を果たした。
相互扶助の精神「大きく育てていこう」
広島県商工会結成５０周年記念式典の第２部祝賀宴（広島朝鮮学園体育館）は、同商工会が同胞とともに発展を重ねてきた確かな歩みを確認し、感謝を伝える場として、祝賀公演、「フードコンテスト・コリアングルメK－１グランプリ」、広島朝鮮歌舞団の公演、抽選会など老若男女誰もが楽しめる多彩な企画で盛り上がった。 第２部は広島朝鮮初中高級学校生徒たちによる祝賀公演で幕をあげた。ここでは、朝鮮舞踊、器楽合奏、重唱や民族楽器の演奏が披露された。 注目を集めた「フードコンテスト」（主管＝広島コリアンフードビジネス研究会＝康応文会長）には、広島同胞社会を代表する老舗から新規参入の同胞飲食店、１１店舗が参加。各種メディアにも取り上げられてきた地元の有名店が一堂に会した。 「フードコンテスト」は初めての試み。参加者の投票により雌雄を決することも相まって、店の顔とも言える看板メニュー、この日のために考案した新メニューなど只ならぬ意気込みを感じさせる一品が並んだ。
２００４年にオープンした「韓河（HANA）」の鄭誠記さん（県青商会副会長）は、地域の特色を生かした楽しいイベント作りに貢献できればと、現在４店舗目の開店に向けて多忙を極める中、これに参加した。青商会の一員として学校支援にも積極的に取り組んでいる鄭さんは、「会員を拡大しながら、みんなが憧れるような青商会を目指していきたい。その力で地域同胞社会を盛り上げていきたい」と話す。用意した１２０食の「韓流ビーフシチュー」は早々と完売。手応えを感じていた。
各店舗の現場レポートを務めた李淳琥さん（アボジ会副会長）の名司会ぶりもあり、いずれの品も続々と完売となった。 広島朝鮮歌舞団の公演に続いて、姜二中・広島県商工会会長が結果を発表した。 栄えある初代王者の座は、「ピリ辛塩焼きホルモン」を提供した、「韓国家庭料理・本格焼肉『食辛房』」が得た。表彰状と賞金が、姜会長から授与された。「食辛房」の姜世炫さんは、「１世から子どもたちまで幅広い同胞たちが集まる場で料理を振るまえたことが嬉しい。このようなイベントが同胞社会を盛り上げる一環になると思う」と話し、「オリジナルメニューだが、『朝鮮新報を見た』と申し出てくれれば裏メニューとして特別に提供する」と言った。 姜二中会長は、「今日参加したいずれの店舗も、愛族愛国事業に熱心に取り組んでいる同胞飲食店だ。相互扶助の精神を持って、みんなの力で大きく育てていこう」と呼びかけた。 最後に、大型液晶テレビ、商品券のほか、「フードコンテスト」参加店舗の食事券（１万円）が当たる抽選会が行われた。（鄭尚丘記者） ［朝鮮新報 2010.5.26］ |
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