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建国61周年 朝鮮会館で記念祝賀宴

内外人士450余人が参加

多くの参加者でにぎわう祝賀宴の会場

 朝鮮民主主義人民共和国創建61周年の祝賀宴が8日、朝鮮会館で催された。

 総連中央の許宗萬責任副議長が各副議長と中央監査委員会委員長、顧問、在日朝鮮人歴史研究所所長、各局長、関東地方の総連本部委員長、中央団体・事業体の幹部、同胞商工人などとともに参加した。

 宴会には日本の政界、経済界、言論界、文化界などの著名な人士、中国、キューバの大使を含む30余カ国の駐日公館員、国際機構の代表、特派員など450余人が参加した。

 許宗萬責任副議長が演説を行った。

 責任副議長は、金正日総書記が金日成主席生誕100周年にあたる2012年に強盛大国の扉を開くため150日戦闘を精力的に指導しており、これに鼓舞された祖国の人びとが国連安保理の不当な制裁の中でもあらゆる経済部門において昨年に引き続き今年もプラス成長を成し遂げていると述べた。

 続けて、総書記がオバマ米大統領の口頭メッセージを携えて平壌を訪問したクリントン元大統領一行と会見、朝米間の懸案について虚心坦懐に論議し、すべての問題を対話の方法で解決することで見解の一致を見たことについて言及した。そして、問題を対話によって解決するためには、国連安保理が朝鮮の平和目的の人工衛星打ち上げを問題視し、自主権と平和的経済発展の権利までも蹂躙する差別的な制裁措置を撤回すべきだと強調した。

 北南関係については、総書記と現代グループ会長との会見や金大中元大統領の死去に際した特使弔問団の派遣、離散家族再会事業の再開などに言及し、李明博政権の発足後、1年半もの間、北南関係はきわめて悪い状態が続いていたが、総書記の勇断によって新たな局面に入ることになったと指摘した。

 許宗萬責任副議長は一方で、8月の衆議院総選挙で民主党が圧勝したのを機に発足する日本の新政権の対朝鮮政策に注目しているとし、新政権が朝・日平壌宣言の基本精神にのっとって最悪の状態にある両国関係を対話を通じて打開することを望んでいると述べた。

 また、日本当局が実施している時代錯誤的で非人道的な制裁措置は即時撤回されるべきだと述べた。

建国61周年記念中央講演会

[朝鮮新報 2009.9.16]