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汎民連結成18周年 ソウルで記念大会開く

「反李明博闘争」に全力

ソウルで開催された汎民連結成18周年記念大会 [写真=統一ニュース]

 祖国統一汎民族連合(汎民連)が11月20日に結成18周年を迎えた。11月30日、ソウルで汎民連結成18周年記念大会が行われた。南朝鮮各地の汎民連メンバーや市民団体の活動家など300余人が参加し、6.15共同宣言と10.4宣言の履行を誓った。

 汎民連は1990年11月20日、同胞の結集の軸となる常設的な統一運動機構として北南、海外の統一運動家らによってベルリンで結成。北、南、海外に各本部、ベルリンに共同事務局を置いている。6.15共同宣言が採択される前年の1999年まで汎民族大会を企画、開催してきた。

 南側本部のリ・ギュジェ議長は、「歴史的な6.15共同宣言と10.4宣言に対する立場と態度は、南と北の和合と対決、統一と分裂を分ける試金石であることが明らかになった」と述べた。そして「李明博独裁政権が6.15時代に6.15と10.4の両宣言を否定し破壊する行動に出ている」と指摘し、「再び南北対決と分裂の悪夢をよみがえらせ、ひとつになろうとする民族を足止めしている」と非難した。

 リ議長は、「一人ひとりが『わが民族同士』を実践する主人となるよう、6.15共同宣言の採択を目撃した1世らしく力を尽くさなければならない」としながら、「すべての力を『わが民族同士』に、すべてのたたかいを『反李明博闘争』に集中させ、6.15時代に自主統一と平和繁栄の新しい祖国を建設しよう」と呼びかけた。

 大会には北側本部、海外本部、共同事務局から祝辞が寄せられた。

 北側本部は「李政権は6.15共同宣言と10.4宣言を否定して民族対決策動を行い、北南関係を全面遮断にまで追いやっている」と指摘し、「反統一勢力の言動が険悪であるほど、われわれは『わが民族同士』の旗印をさらに高く掲げ、民族大団結の威力で事大屈従と民族対決策動、暴圧行為を粉砕しなければならない」と指摘した。

 海外本部は、「李政権が現在の同族対決姿勢を維持し、引き続き反民族的で反統一的な対北強硬政策を進めるなら、全民族はこれを絶対に許さない」と主張した。

 共同事務局は、「汎民連が時代の要求に応えようとするなら、『わが民族同士』の旗印をさらに高く掲げなければならない」と強調した。

 この日、北側、南側、海外の各本部は汎民連結成18周年記念大会共同決議文(別項参照)を発表した。大会で共同決議文が朗読された。

 決議文は、「汎民連の結成は全民族の力を一つに集める大団結の拠点となり、北、南、海外の3者連帯は同胞の自主統一運動を絶えず前進させる力強い原動力となった」と強調した。

汎民連、共同決議文(要旨) 「全民族大団結で6.15履行」

[朝鮮新報 2008.12.5]