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〈07学年度朝鮮大学校入学式〉 「祖国と在日同胞社会発展のため 専門知識を持った有能な人材に」

在学生たちの歓迎を受け入場する新入生たち

 2007学年度朝鮮大学校入学式が10日、東京都小平市の同校講堂で行われ、総連中央・徐萬述議長、許宗萬責任副議長、朝青中央・呉泳哲委員長、教職同中央・具大石委員長、教育会中央・゙令鉉会長、学友書房・河泰弘社長、体連・鄭元海会長、同大・張炳泰学長、教職員、学父母、在学生らが新入生を祝った。入学式には新入生を含め、約1400人が参加した。

 入学式ではまず、朝鮮教育省から送られてきた祝電が紹介され、徐萬述議長が祝辞を述べた。

 徐萬述議長は祝辞で、今年の新入生は金日成主席が教育援助費と奨学金を送ってくれたときから50年を迎える節目の年に、朝鮮大学校に入学することになると指摘。数々の試練と困難を乗り越えて朝大を創立した当時を振り返り、昨年、創立50周年記念行事に参加し、万難を覚悟して同校を建てたのがどれほど正しかったのかを切実に感じたと述べた。そして、「日本の右翼反動勢力が反朝鮮制裁騒動と反総連策動を悪辣に敢行している中、総連組織がどんな逆境の中でも難関を乗り越え勝利してきた団結と闘争の歴史をよく学び、愛族愛国の輝かしい業績と伝統を、代を継いで輝かすことができるよう準備してほしい」と語った。

新生活に期待がふくらむ

 つづいて張炳泰学長が報告した。

 張学長は、創立50周年を迎えた昨年、老朽化した教育施設を現代化し、寄宿舎の改装工事を行って、学生たちのためにより快適な教育環境を整えたことについて言及。今後、同校を万代に輝くチュチェ朝鮮の海外同胞大学として発展させていく構えだと述べた。そして、「祖国の強盛大国建設と統一偉業遂行において決定的な転換が起こり、在日朝鮮人運動が新しい境地に発展していく激動の情勢の中で、朝鮮大学校の位置と使命は今までになく重大になっており、期待も大きくなっている。朝鮮大学校は、これからも高い民族自主意識と愛族愛国精神、そして、広くて深い専攻知識を持った新世代の民族幹部を質量的に育て、その使命と任務を遂行していきたい」と強調した。

 入学式では、新入生を代表して政治経済学部の文炯駿さんが、「新しい時代、国際化、情報化時代に対応し、祖国と在日同胞社会の発展に貢献できる、高い資質と専門知識を備えられるよう努力したい」と決意表明を行った。(文=金潤順、鄭尚丘記者、写真=盧琴順記者)

希望を胸に、朝大新入生の大学生活スタート

祖父、父、娘 3代にわたる入学も

[朝鮮新報 2007.4.13]