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〈総連第21回全体大会〉 「不屈の信念を内外に誇示、勝利と団結の大会」

大会は、活動家らの不屈の信念を内外に誇示した

 総連第21回全体大会が25〜26日、東京朝鮮文化会館(東京都北区)で行われた。朝米、北南関係など激動する情勢と日本当局の反朝鮮、反総連策動が日増しに激化する複雑な状況の中で開かれた今大会は、20期事業の貴重な成果をより強固なものとし、在日朝鮮人運動の新しい高い段階を開く歴史的な大会となった。大会では、全体大会報告に続き14人が討論したほか、8つの単位のビデオ討論および紹介が行われた。大会では規約が一部改定され、総連中央役員らが選出された。

 25日午前11時、「愛国歌」の斉唱で開幕した大会では、許宗萬責任副議長が最高人民会議常任委員会の祝電を朗読した(別掲)。また、祖国統一民主主義戦線中央委員会をはじめとする朝鮮の各団体から寄せられた祝電が紹介された。

 資格審査の報告が行われたあと、大会の議題と執行部、幹部団の構成および運営手続きに関する提議が行われた。

大会会場に向かう各地の代議員ら

 大会では、徐萬述議長と許宗萬責任副議長、南昇祐、梁守政、李沂碩、高徳羽(同胞生活局長兼)副議長ら、中央監査委員会の洪仁欽委員長を執行部として選出した。また、総連中央常任委員、中央顧問ら、在日朝鮮人歴史研究所所長、朝鮮最高人民会議代議員、朝鮮高級学校所在地の総連本部委員長、主要中央団体、事業体の責任者、中央監査委員たちで幹部団が構成され、大会書記部が選出された。

 徐萬述議長が大会報告をし、20全大会以降の総括と愛族愛国運動を新たな段階へ押し上げるための確固とした土台を構築するための運動方向について詳細に言及しながら、今後3年間で達成すべき目標について指摘した。具体的な内容として、@同胞を「再発掘」する運動を全組織的に展開するA民族性の固守、同胞の生活上の権益を擁護し安定させるB総連と在日同胞に対する不当な政治弾圧に反対してたたかうC祖国の統一と繁栄に貢献するD日本人民との親善連帯を強化するE総連組織を愛族愛国事業の新たな段階の要求に沿って強化する−の6項目をあげた。

大会では、各地の活動と情報紙を紹介するコーナーも設けられた

 続いて、在日本朝鮮少年団の代表らが舞台で大会を熱烈に祝賀したほか、朝鮮の各界人士から送られてきたビデオメッセージが紹介された。

 大会では、総連中央監査委員会の洪仁欽委員長が監査委員会の事業報告を行った。

 また、結成以来かつてない厳しい状況の中でも、総連の2大中心柱を打ち立てる事業など焦眉の問題を確固とした信念と不屈の意志で、同胞と苦楽を共にしながら斬新な思考と運動方式で解決していった経験について14人の代議員が討論し、8つの単位のビデオ討論および紹介が行われた。

 初日目の夕方には、金剛山歌劇団、地方歌舞団、学生らが出演する音楽舞踊構成詩「新しい世紀、愛族愛国の信念も高く」が上演された。

 大会2日目には、朝鮮女性と連帯する日本婦人連絡会の清水澄子代表、平和フォーラムの福山真劫事務局長、日朝国交促進国民協会の和田春樹事務局長らがあいさつした。

 また、日本の各団体と人士たちの祝電とビデオメッセージ、海外僑胞団体からの祝賀ビデオメッセージが紹介された。

 大会では徐萬述議長の行った報告が大会決定として満場一致で採択された。また、財政決算および予算案審議委員会、規約改定案審議委員会の報告が採択された。

 続いて、総連中央役員選考委員会の報告が行われ、選考委員会の選考結果を満場一致で採択した。

 大会では、金正日総書記あてに総連第21回全体大会名義で手紙を送った。

 徐萬述議長が閉会のあいさつを行った。大会が終了したあと、総連中央委員会第21期第1回会議が行われ、総連中央常任委員会委員が選出された。また、中央監査委員会委員長が互選された。

(関連記事)

〈総連第21回全体大会〉 最高人民会議常任委員会の祝電

総連第21回全体大会報告(要旨) 総連中央議長 徐萬述

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[朝鮮新報 2007.5.28]