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〈8.15民族大祝典〉 「和解と繁栄の未来へ」

 【ソウル発=琴基徹、姜イルク記者】自主、平和、統一のための8.15民族大祝典(民族大祝典)が14日から17日までソウルで開催された。6.15共同宣言実践のための北、南、海外共同行事準備委員会(6.15共同委員会)の代表、北南当局代表団が一堂に会した。6.15共同宣言発表5周年記念民族統一大祝典(6月14〜17日、平壌)に続き、当局と民間の各階層代表らがソウルに再び集まったことで、「わが民族同士」の理念のもとに統一へと向かう7千万同胞の姿を再び誇示する場となった。

「わが民族同士」の烽火掲げ

北と南、海外の代表を歓迎する南の市民

 民族大祝典には、北側準備委員会の安京浩委員長を団長とする北側代表団、南側準備委員会の白楽晴常任代表を団長とする南側代表団、海外側準備委員会の郭東儀、文東煥の両共同委員長を団長とする海外側代表団メンバーが参加した。

 また、祖国平和統一委員会の金己男副委員長(党書記)を団長とする北側当局代表団、鄭東泳・統一部長官を団長とする南側当局代表団が参加した。

 海外側からは日本、中国、米国など7つの全地域準備委員会から150人規模の代表が参加。このうち、日本地域からは総聯と平和統一協会、汎民連、韓統連などの代表ら60人が参加した。

 14日の開幕式に先立ち、北、南、海外代表らによる民族大行進が行われた。白頭山と漢拏山でそれぞれ採火した聖火が一つにされたあと、各代表らは多くの学生、市民らの沿道からの歓迎を受けながら、式場に入場した。

 行進隊列がサンアムワールドカップ競技場に入場するや、観衆が総立ちになり、統一旗をなびかせながら熱狂的に歓迎した。

 聖火儀式のあと、大型の統一旗掲揚が行われた。

 開幕の辞を述べた南側準備委員会の白楽晴常任代表は「分裂と苦痛の時代を後にし、和解と繁栄の未来へと進む民族史の逆らえない流れはすでに始まった。われわれが叫ぶ自主、平和、統一の喊声がここサンアム競技場から朝鮮半島全域、東北アジア、世界へ響き渡るようにしよう」と述べ、祝典の開幕を宣言した。

 つづいて、金己男北側当局代表団長、文東煥海外側準備委員会共同委員長、鄭東泳南側当局代表団長らが祝賀演説を行った。金団長は、「わが民族同士」が一番であり「わが民族同士」が一番良いとしながら、全員が愛国の烽火、「わが民族同士」の烽火を高く掲げ、統一された富強祖国を建設するために前進しようと訴えた。

 鄭団長は、歴史はわれわれの手で政治的運命を決定し、それに基づき平和を実現して統一を達成する堂々たる自尊、自主、統一国家を建設することを求めているとして、本格的に分断と停戦状態を清算し朝鮮半島の平和体制を築くために努力を始めるべきだと語った。

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[朝鮮新報 2005.8.18]