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北南閣僚級会談閉幕 共同報道文を発表 非核化最終目標に

 【ソウル発=金志永、盧琴順記者】21日からソウルのシェラトン・グランド・ウォーカーヒルホテルで行われていた第15回北南閣僚級会談が、12項目からなる共同報道文を発表して23日に閉幕した。

 共同報道文の1項目目には、祖国光復60周年に際して南側で行われる民族共同行事に双方の当局代表団を派遣することが明記された。

 これと関連して北側は、「重みのある当局代表団」を派遣するとの立場を明らかにした。

 朝鮮半島の非核化を最終目標とした双方の立場を確認し、核問題の平和的解決のための「実質的な措置」を取ることでも合意した。

 前日の22日に行われた全体会議では、北側団長の権浩雄内閣責任参事と南側首席代表の鄭東泳・統一部長官がそれぞれ基調発言を行った。

 権団長は基調発言で、双方が今回の会談で「わが民族同士」の理念を北南関係に徹底的に具現するという立場と意志を今一度明白にしようと提案した。鄭首席代表は、平壌訪問期間、「南北の当面の懸案である核問題に関して、たいへん重大で意味ある前進」があったと評価し、核問題の解決と朝鮮半島の非核化を実現することで6.15の精神に沿って北南関係が画期的に発展するとの希望を表明した。

 23日夕、李海瓉総理が主催する晩さん会が同ホテルで開かれた。

 今回の会談は、同族意識に基づき虚心坦懐に論議したことで実りをもたらした。争い対決する過去の慣習を壊し、新たな対話文化を確立したと言える。

第15回北南閣僚級会談 共同報道文 「わが民族同士」で平和と繁栄を

[朝鮮新報 2005.6.25]