top_rogo.gif (16396 bytes)

第15回北南閣僚級会談 共同報道文 「わが民族同士」で平和と繁栄を

 23日にソウルで発表された第15回北南閣僚級会談共同報道文は次のとおり。

 第15回北南閣僚級会談が2005年6月21日から23日までソウルで行われた。

 会談で双方は、6.15北南共同宣言発表以後、過去5年間に北南間で達成した成果を評価し、共同宣言の基本精神である「わが民族同士」の理念に従って、朝鮮半島の平和と繁栄を図ることとし、次のように合意した。

 1、北と南は南側地域で開催される8.15民族共同行事に当局代表団を派遣することとし、このための実務接触を7月中に開城で行うことにした。

 2、北と南は朝鮮半島の非核化を最終目標とし、雰囲気が整うに従い核問題を対話の方法で、平和的に解決するための実質的な措置を取っていくことにした。

 3、北と南は離散家族、親せきの金剛山での再会を8月26日から実施するとともに、金剛山面会所建設着工式を行うこととし、そのための測量及び地質調査を7月内に終えることにした。

 また、第6回北南赤十字会談を8月中に開催し、戦争時に生死のわからなくなった人たちの生死確認など人道主義問題を協議することにした。

 4、北と南は8.15を機に離散家族、親戚の「画像による再会」を試験的に始めることとし、そのための実務接触を7月10日頃に開城で開くことにした。

 5、北と南は日本帝国主義の「乙巳五条約」ねつ造100年になる今年、この条約が元々無効であることを確認した。

 当面、北と南は日本から「北関大捷碑」の返還を受けることとし、そのための実務的措置を取ることにした。

 また、安重根烈士の遺骨発掘作業を共同で推進することにした。

 6、北と南は今後、第3回北南軍事当局者会談を白頭山で開催することを前提とし、具体的な日程は双方軍事当局に建議することにした。

 7、北と南は西海上での平和保障を推進するために北南経済協力推進委員会のもと、水産協力分科を構成し運営することとし、水産会談を7月内に開き、共同漁労など水産協力問題等を協議解決することにした。

 8、北と南は農業分野の協力を推進するために北南閣僚級会談の枠内で各々次官級を委員長とする「北南農業協力委員会」を構成し運営するが、第1回会議を7月中旬頃に開城で開くことにした。

 9、北と南は北側民間船舶などの済州海峡通過に合意し、そのための具体的な実務的問題を協議解決することにした。

 10、南側は同胞愛と人道主義的見地から、北側に食糧を提供することにし、具体的な手続きは北南経済協力推進委員会第10回会議で処理することにした。

 11、北と南は北南経済協力推進委員会第10回会議を、来る7月9日から12日までソウルで開くこととし、それにともない経済協力を積極的に推進するための措置を取ることにした。

 12、北と南は第16回北南閣僚級会談を2005年9月13日から16日まで白頭山で行うことにし、第17回北南閣僚級会談を12月中に南側地域で開催することにした。(朝鮮中央通信)

[朝鮮新報 2005.6.25]