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金正日総書記 中国共産党対外連絡部長と会見 「条件整えば6者会談に臨む」

 金正日総書記は21日、朝鮮労働党国際部の招きにより19日から22日まで訪朝した王家瑞部長を団長とする中国共産党中央委員会対外連絡部代表団と会見した。姜錫柱外務第1次官が同席した。

 王部長は席上、総書記に送る中華人民共和国主席の胡錦濤・中国共産党中央委員会総書記の口頭親書と中国の党、国家指導幹部のあいさつを伝えた。

 胡総書記は口頭親書で、中朝双方が朝鮮半島の非核化の実現と半島の平和と安定を守る立場を堅持し、6者会談を通じて核問題と朝鮮側の合理的な憂慮を解決するのが中朝双方の根本の利益に合致するとせん明。また近年、双方の共同の努力により中朝両党、両国の友好関係が良好に発展し続けており、新年もさらなる発展をもたらすことを期待していると指摘した。

 総書記は、胡総書記が口頭親書を送ったことに謝意を表明。そして、中国の党と政府が朝鮮半島の平和と安定に傾けた努力を高く評価し、@朝鮮半島の非核化を堅持し、対話を通じて平和的な方法で解決しようとする立場には変わりがない、A6者会談に反対したこともなく、会談の成功のためにできる限りの努力を尽くした、B今後、関係各国の共同の努力によって6者会談の条件が整えば、いつ何時でも会談に臨み、米国が信頼できる誠意を示して行動することを期待していると述べた。

 また昨年、中国を訪問した際、中国の新しい中央指導集団の手厚い歓待を受けたことに言及し、朝中両党、両国間の関係発展に満足の意を表した。

 そして、中国との共同の努力で朝中関係を新世紀の要求にふさわしく新たな発展段階へと積極的に促すと指摘した。

 これに対し王部長は、朝鮮の核問題に関連して中国は終始一貫、朝鮮半島の平和と安定守護を主張し、半島の非核化を支持しており、関係各国が対話を通じて朝鮮の核問題を解決して朝鮮の合理的憂慮が当然、重視されるべきだと言及。

 さらに、中国は現国際情勢から朝鮮半島の非核化が朝鮮人民の利益にはもちろん、中国の安全と利益にも合致すると見なしており、関係各国の共同の努力により6者会談が即時、再開されるよう希望すると述べた。(朝鮮通信)

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[朝鮮新報 2005.2.24]