〈23日に行われるウリ・トンポ・ブライダルフェア〉 同胞みなが楽しめる場に |
23日に東京・新宿の京王プラザホテルで行われるウリ・トンポ・ブライダルフェア。主催は同実行委員会で金美善委員長、金京愛副委員長はじめメンバーは26人。この日のために1年近く討議を重ね、企画を練ってきた。「同胞社会を取り巻く状況がたいへんな今だからこそ、みんなに楽しんでもらえる場が必要だと思った」(金委員長)、「世代を問わず同胞たちが集まれるお祭りにしたい」(金副委員長)と意気込みを見せる。(文聖姫記者) 暗い世相吹き飛ばし力を
「日本という異国の地で民族性を守ることは非常に難しい。そんな中で民族性を守り受け継いでいくために、みんなが呼応して集まれる場所としてブライダルフェアを考えた」。金京愛副委員長はこう強調する。 「同胞社会はとても難しい時期で、暗い雰囲気が漂っているが、まだまだ捨てたものじゃないことをアピールしたかった」と続けた。 ウリ・トンポ・ブライダルフェアではブライダル業者が出展しての展示、試着、体験コーナーやフォトギャラリー&コンテストコーナーが設置されるほか、チョゴリファッションショー、民族結婚をテーマにした演劇上演、スペシャルディナーショー、お楽しみ抽選会など盛り沢山の内容だ。
実行委員会のメンバーが願っていることは、暗い世相を吹き飛ばし同胞たちに力を与えられるイベントにしたいということだ。 「今の状況では何をやってもなかなか人が集まりにくい。今回は固いことは抜きでみなさんが存分に楽しめる企画にした。来た人には絶対後悔させない自信があります」と金委員長は断言する。 抽選会も豪華な賞品がそろう。ディナーショーでは、同胞社会でも知名度の高い若手男性歌手が出演する。枠にとらわれずいろんな趣向を凝らす予定だという。ディナーショーと同じ時間帯にはコンコードボールルームで若者たちを対象にしたイベントも予定している。 イベントを貫くテーマはもちろん民族結婚。「全体を通して民族性を守ること、中でも民族結婚の良さがアピールできれば」(金副委員長)。 「結婚適齢期の人だけじゃなく、結婚した人もこれからの人もまだまだ先の人も、みなさん来てほしい。アボジたちもぜひいらしてください。きっと幸せな気分になれますよ」と金委員長は微笑んだ。 ディナーショーは仏料理
午後6時半から始まるスペシャルディナーショーでは、会場となる京王プラザホテルのシェフによるフランス料理がふるまわれる。 「在日の方々の結婚式ではほとんどの場合中華料理ですが、最近ではフランス料理にしたいというご提案もあります。そこで、今回のディナーショーでは、フランス料理によるご婚礼を想定してみました。料理の評判がよければ、実際に同胞婚礼プランに組み込まさしていただきたいと思っています」と語るのは宴会料飲部の山崎邦久部長。実際には2つのプランの中からチョイスできるそうだ。 (関連記事) [朝鮮新報 2004.3.19] |