総連福岡県本部と朝銀西信用組合本店に対するテロ行為で総連中央が記者会見 |
24日夜、マスコミ各社に「ケンコクギユウグン チョウセンセイバツタイ」を名乗る男から「爆発物を設置した」との「犯行声明」電話があり、総連福岡県本部と朝銀西信用組合福岡支店から爆発物らしきものが、同じ頃朝銀西信用組合本店(岡山市)でも銃弾が撃ち込まれるテロ行為が発生した事に対し、総連中央常任委員会は25日、東京都千代田区の総連中央本部で記者会見を開き声明を発表した。 会見では、南昇祐副議長が声明を読み上げ、新潟と神奈川で起こった同様の事件から1カ月も経たないうちに在日同胞のみならず付近の日本住民までも混乱と恐怖に陥れ、人命をも脅かす凶悪なテロ行為が相次いで起こった事に対し、こみ上げる怒りを禁じえない、と指摘した。 そして、今回の犯行は、25日新潟港へ入港する「万景峰92」号を阻止して在日同胞の祖国訪問を妨害することを目的としていると強調。日本当局が今回の事件の重大性にかんがみ、新潟や神奈川で起きた一連の事件と共に一日も早く真相を究明し、二度とこのようなテロ行為が起きないよう、厳正に対処することを強く要求した。 福岡県本部でも記者会見 一方、鄭泰文総連福岡県本部委員長は24日、同本部で記者会見し、総連関係者だけでなく付近住民の生命をも危険に陥れる卑劣なテロ行為だと非難。朝銀西信用組合福岡支店で同月にも掲示板ガラスケースが割られる事件が起きていた事を明らかにしながら、捜査当局に事件の再発防止、早期解決を求めた。 また、李善行朝銀西理事長も同日、談話を発表し「同胞と日本のみなさんとの間にくさびを打ち込もうという、凶悪で敵意に満ちた挑発、テロ行為」だと強い怒りを表明した。 総連福岡県本部、朝銀西信用組合本支店テロ行為に対する総連中央声明 [朝鮮新報 2003.8.26] |