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日朝交渉直ちに再開を−シンポ「東北アジア新時代を考える」

 シンポジウム「東北アジア新時代を考える〜日朝関係を中心にして〜」が6月27日、東京都文京区の東京大学で開かれ、約300人の市民が参加した。

 まず、和田春樹東大名誉教授と姜尚中東大教授が発言。和田氏は現在の日朝関係の打開のためにも、核危機の克服のためにも、日本の植民地支配の清算と拉致問題の解決のためにも、中断している日朝交渉をただちに、無条件に再開すべきであると述べた。

 姜氏は米国の対北朝鮮強硬路線を強く非難しながら、「相手を限りなく追い詰め、出口を塞ぐゼロサムゲームの行き着くところは戦争しかない」と指摘。「日韓は東アジアの平和のためにも、協力して米の強硬姿勢を和らげ、話し合いを通じて、粘り強く北との交渉に当たらせるべきだ」と主張した。

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[朝鮮新報 2003.7.3]