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「万景峰92」号の入港を−新潟各界18人の代表が県知事に申し入れ

 「私たちは、日朝航路の存続と唯一のパイプ役となっている貨客船「万景峰92」号のこれまで通りの入港を求めます」。吉田正雄・元衆議院議員をら各界代表12人が17日新潟県庁を訪れ、「万景峰92」号の新潟港入港規制、立法措置要請の取り下げを求めた。

 代表らはこの日、西埜孝樹新潟県総合政策調整部長と面会し、平山征夫新潟県知事あての申し入れ書を提出した。

 申し入れ書は、「私たちは、新潟県が港湾法の理念を逸脱して、反北朝鮮キャンペーンを加速するような言動を強めていることは、今後の日朝国交正常化交渉に障害をもたらすものであり、深い憂慮を感じています」と指摘。県議会、市議会をはじめ超党派で日朝友好、親善のために相互交流を深めてきたことに言及しながら、「これまでの県民各位の努力に水をさす入港規制要請を取り下げるように求めます」と要請した。

 申し入れ書には、宮下弘治・日朝国交促進新潟県民会議副議長、道見忠弘・新潟県平和運動センター議長、小日山紀郎・全日本港湾労働組合新潟支部執行委員長、小山正明・元新潟県高等学校教職員組合執行委員長、矢野教・新潟大学名誉教授など18人の代表者が署名している。

 同日、代表らは県庁記者クラブで記者会見を行った。

「万景峰92」号新潟入港規制立法取り下げを−平山知事に宛てた市民らの要請書

[朝鮮新報 2003.3.29]