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資質向上、夢実現へ−初の若手経営者研究会「焼肉塾」19日に開講

 「同胞若手飲食業経営者研究会(焼肉塾)」が発足する。1、2世が開拓した朝鮮料理(焼肉)業界を、21世紀にも民族の食文化として引き続き普及、発展させようというのが目的で、メンバーの中心は3、4世の経営者だ。2月19日、東京で発足会を兼ねた第1回研究会が行われる。今後、第1期(1年)の活動として大阪(4月)、愛知(6月)、福岡(9月)、東京(11月)で研究会を開く。商工連合会・同胞飲食業者協議会と中央青商会・経営企画部の協力を得て、株式会社トラジ(東京)の金信彦社長を委員長、有限会社キムN・K・D・コーポレーション(東京)の金日秀社長、株式会社まだんの趙成徹社長を副委員長とする準備委員会が発足の準備を進めてきた。(羅基哲記者)

営業内容について協議する準備委員会メンバー

 塾は会員制(原則として40歳まで)で、「本音で語り合い、情報を交換し合いながら経営者としての資質の向上、夢と希望を分ち合える場をめざす」(金準備委員長)という。

 第1期のテーマは、各地の繁盛店に足を運んでその要因を追究し自店に活かすというもの。各地で研究会を開催し、セミナーや店舗見学、ディスカッションなどを行う。

 セミナーは、「経営者としての心構え」「資金調達」「店作り」「業界動向分析」の経営、営業に関する内容を予定している。発足会兼第1回研究会では、株式会社叙々苑の朴泰道社長(商工連合会・同胞飲食業者協議会相談役)を講師に招き、「焼肉は私の天職!−コリアンドリームの創造と実践」と題して自らの経験を語ってもらう。

 店舗見学では、セミナー開催地の優良飲食店を見て回り、繁盛するポイント(店作り、接客、メニュー、価格、宣伝など)について意見交換し、それを自店に活かすとともに、各々が経営者としての視点や判断力などを再点検する場にする。

 ディスカッションの場は、本音で語り合い、悩みがあれば解決方法を会員みんなで模索するとともに、創造力と実行力を養えるようにする。

 これまでの準備委員会ではこうした問題について、受講生の立場、主催者の立場から、自らの経験を参考に建設的に話し合った。

 「朝鮮料理(焼肉)業界を取りまく環境は厳しい。それでも次世代を担うわれわれ若い経営者たちが、今後の業界と自店の経営に対し長期的な視野からどのような戦略を打ち立てるべきかをさまざまな角度から研究してもらいたい」。準備委メンバーは一様にこう語る。

 食材や販売品の共同仕入れ、共同販売の研究なども行っていく予定だ。

 問い合わせは商工連合会商工部(TEL 03・3844・4111)の朴または呉、あるいは中央青商会経営企画部の玄まで。

焼肉塾・金信彦準備委委員長に聞く

[朝鮮新報 2003.2.1]