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ピョンヤン学生少年芸術団、10月30日から日本公演
16年ぶりとなるピョンヤン学生少年芸術団の日本公演(主催=同公演実行委員会)が10月末から日本各地で行われる。1978、83、86年に続く4度目。「朝・日親善」「平和」「民族統一」をテーマに、伝統芸術と現代芸術を合わせた歌と舞踊、軽音楽などで構成され、7歳から16歳までの37人が出演する。 10月30日の千葉公演を皮切りに、東京、神奈川、茨城、宮城、北海道、福岡、山口、広島、兵庫、京都、愛知、大阪の13都道府県で計27回行われる。 14日には大阪で日本公演実行委員会第2回会議が開かれ、総聯中央の金尚一団体局長と青商会中央の許宗・直前会長、実行委員長を務める黄元圭同会会長ら実行委員が参加し、中央および地方実行委員会の活動報告がなされた。また、商工連合会の梁守政会長(総聯中央副議長兼任)を名誉顧問に、許宗・直前会長を委員長とする中央歓迎委員会が構成される予定であることが明らかにされた。 朝鮮学校への暴言、暴力「全同胞に向けられた差別」 大阪・民促協がアピール文、激励の声に「救われる思い」 公立学校における民族教育運動を進める大阪の民族教育推進協議会(郭政義会長)は27日、日本人拉致事件と関連して各地で発生している朝鮮学校児童・生徒に対する暴行・暴言を受けアピール文を発表。「事件は、日本社会にいまだ残る在日韓国・朝鮮人への差別意識の根深さを如実に表す」ものであり、「朝鮮学校のみに向けられたものではなく、すべての同胞に向けられた民族差別であると受け止めている」と指摘。「事態が早急に解消されることを強く訴える」としながら、日本政府が「普遍的人権の立場に立ち、再発防止策を講じつつ、植民地支配に関わる歴史の清算と過去の歴史教育について真しな態度で取り組むことを訴える」と再発防止策を求めている。 また、暴行事件の一方で「激励の声が寄せられていることに心救われる思い」だとしながら、同胞保護者には「子どもたちが今回の事件をきっかけに萎縮し、心の傷を負わないよう、決して家庭のみで抱え込まず、学校や行政、同胞団体や人権団体に積極的に相談してください」と呼びかけた。 あわせて「同胞・人権権団体は、在日朝鮮人家庭が訴える不安について親身に相談に乗り、決して孤立感を味わうことがないよう丁寧に対処するよう呼びかけたい」と訴えた。 朝・日間の問題は大局的見地から解決すべき 朝鮮中央通信 【平壌9月26日発朝鮮中央通信】 さる9月17日、朝・日両国首脳は平壌で歴史的な対面をし、朝・日関係改善の転換的な突破口を開いた。 とくに両国首脳の間に会談が行われ、朝・日平壌宣言が発表されたことはじつに事変的なことである。 かつて日本は、他国に対しては戦後処理を行いながらも唯一、わが国に対してだけそれを回避し、半世紀以上も敵視政策を追求してきた。 そのことによって両国の間には、互いに不信と誤解が極度に増大し、忌まわしい事件も起きた。 さる1970年代と80年代に、わが国の一部個別的な人間たちが自分勝手に何人かの日本人を誘引、または拉致してきたことがあったし、事件再発防止のための内的な措置も取られたと承知している。 今回、両国首脳はかつてのすべての遺憾な出来事が発生しないようにすることについて合意し、朝・日間に存在する不信と誤解の悪循環に終止符を打ち、信頼を造成することのできる貴重な機会をもたらした。 これは、両国首脳が複雑な過去の問題に手足を縛られていた朝・日関係問題に大局的な見地から対処し、それを解決するための政治的決断を下した結果である。 にもかかわらず、日本国内にはいまだにこのような肯定的な事態発展を快く思わない勢力がいる。 現在、彼らは拉致日本人中、長い歳月のなかで一部が死亡した問題を感情的に極大化し、反朝鮮敵視意識をあおり立てる大々的なキャンペーンを繰り広げている。 むろん、日本人たちが死亡したのは、その遺族にとってはとても遺憾なことであるというほかはないし、わが政府が彼らの痛みを和らげるため最善を尽くしていることを承知している。 ところが問題は、何人かの日本人が死亡したことで、日本側が度を超した騒動を起こし事態を収拾のつかない状況に追いこみかねないということだ。 いま、わが国には過去、日本に強制連行され、半世紀以上も生死さえも分からずにいる数百万の青壮年たちの遺族と、日本皇軍の性奴隷として駆りたてられ青春を無残にも踏みにじられた数十万女性たちの遺族たちが計り知れない悲しみと苦痛に耐えながら暮らしている。 こうしたむごたらしい歴史的な問題は、何人かの日本人問題と絶対に比べることはできないし、もしもこのふたつの問題が感情的に結び付けられて対峙する場合、想像すらできない事態が発生することになるだろう。(朝鮮通信) 和解と団結、祖国統一促進 10月中旬に青年学生、女性大会 北・南・海外青年学生統一大会、北南女性大会と関連した北側の民族和解協議会、金日成社会主義青年同盟、朝鮮民主女性同盟、朝鮮女性協会と南側の2002民族共同行事推進本部青年学生委員会および女性委員会代表団間の実務接触が9月23、24の両日、金剛山で行われた。 24日に発表された共同報道文によると、実務接触で双方は青年学生、女性それぞれの統一大会が南側の事情で合意されていた9月中旬に行えなかったことに留意。両大会を今後、6.15共同宣言履行に積極的に寄与し、民族の和解と団結、祖国統一を促進する方向で、青年学生統一大会は10月13、14日、女性統一大会は10月16、17日にそれぞれ金剛山で行うことにした。(朝鮮通信) 国際テコンドー連盟、張雄氏を新総裁に選出 国際テコンドー連盟特別総会が9月22日、平壌で開かれ、李起夏、ガラシュニコフ、パク・シウンの各副総裁、リョンワイメン連盟諮問理事会委員長、黄鳳英朝鮮テコンドー委員会委員長、46の国と地域のテコンドー民族協会の代表団メンバーと代表が参加した。 総会では死去した崔泓煕先生の遺言執行、国際テコンドー連盟総裁選出、連盟諮問理事会決定の承認を案件として提起、討議。新しい総裁に張雄朝鮮体育指導委員会第1副委員長(国際オリンピック委員会委員)を選出した。 また、チョン・ジェフン国際武道競技委員会事務総長が連盟諮問理事会委員に補選された。 一方同日、総会参加者たちは崔泓煕先生の死去100日に際して、人民文化宮殿で追悼会を催した。 また平壌25日発の朝鮮中央通信によると、国際武道競技委員会特別総会が平壌で開かれ、張雄国際テコンドー連盟総裁が同委員会の新しい委員長に選出された。 総会には、国際武道競技委員会のハブ議長をはじめ副委員長、事務総長、委員らが参加した。(朝鮮通信) 南の文化放送公演団、平壌入り 北側民族和解協議会の招請により、文化放送(MBC)公演団(団長=金重培同社社長)が9月25日、平壌に到着した。 空港で朝鮮アジア太平洋平和委員会の李種革副委員長、宋錫煥文化次官、朝鮮中央放送委員会の楊時雲副委員長、民族和解協議会メンバー、関係者が出迎えた。同公演団は滞在中、平壌市内各地で公演する予定。(朝鮮通信) 楊副委員長、駐朝インド新任大使と会見 最高人民会議常任委員会の楊亨燮副委員長は9月25日、万寿台議事堂で表敬訪問したシン駐朝インド新任大使と会見した。 また同日、白南淳外相も同大使と会見した。(朝鮮通信) ロシア・内務省協奏団招待 国防委員会が宴会 国防委員会は、訪朝中のロシア国立アカデミー内務省協奏団のため9月24日、人民文化宮殿で宴会を催した。 宴会には、エリセーエフ団長ら国立アカデミー内務省協奏団メンバー、カルロフ駐朝ロシア大使、大使館員らが招かれた。朝鮮労働党の鄭夏哲書記と関係者、芸能人が参加した。(朝鮮通信) |