鉄道、道路連結を保障

第7回北南軍事実務会談合意書交換


 第7回北南軍事実務会談が16、17の両日、板門店北側地域と南側地域でそれぞれ開かれた。

 会談でユ・ヨンチョル北側団長は、北と南、海外の全同胞はむろん世界の耳目が板門店に注がれているなか、わが人民武力部長と南の国防部長官が署名した合意書を交換することになったと、次のように指摘した。

 北と南の両首脳の意を受けて2000年9月、済州道で軍部代表たちが初めて会い北南人民武力部長級会談を開き、わが民族同士、力を合わせて戦争の危険を完全に取り除き、6.15北南共同宣言の履行において提起される軍事的問題などを解決するために積極的に協力するよう合意した。

 われわれは、このような合意精神に基づいて互いの力と知恵を合わせ、この合意書を作成、採択・発効させることができるようになった。

 6.15北南共同宣言を履行しようとするのは、人民軍隊の確固たる立場であり、われわれは今回採択された合意書を徹底的に履行していく。

 続いて、北側の人民武力部長と南側の国防部長官がそれぞれ署名した「東海地区と西海地区の北南管理区域設定と、北と南を連結する鉄道、道路作業の軍事的保障のための合意書」が交換された。

 合意書には、東海地区と西海地区の非武装地帯における北南管理区域の幅、この区域に東海線と西海線の鉄道および道路を建設することについてと、北南管理区域などにおいて提起されるすべての問題などを北と南が合意、処理することについての問題などが指摘されている。また、北南管理区域における地雷除去と関連した具体的な手続きと方法、作業着手の日時などが明らかにされている。

 次に鉄道、道路連結作業と関連した測量、双方の作業人員の北南管理区域出入り、作業時間、現場の軍事実務責任者間の接触および通信保障問題などが明らかにされている。

 これ以外にも、作業場の警備人員数と勤務遂行秩序、安全保障において提起される諸問題、合意書の効力発生と廃棄および修正・補充問題などが明記されている。

 北南軍部間で合意書が発効されたことに伴い、分断史上初めて東海地区と西海地区の非武装地帯に北南管理区域が生まれ、これによって北南鉄道、道路連結作業に同時に着工、同時に完工、同時に運営することのできる確固とした軍事的担保が整えられた。

 会談で双方は、北と南を連結する鉄道、道路作業を急ぎ、列車と車両などが北から南へ、南から北に統一の汽笛を高く鳴らしながら走るその日を1日も早く実現していく決意を表明した。(朝鮮通信)

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