「民族の魂呼び覚ます」
在日朝鮮学生少年芸術団全州公演、2500人が涙
幕が上がった瞬間から朝鮮学校を守ってきた在日同胞の歴史、ウリマル、民族の歌や踊りを身に付けた子どもたちに拍手と歓声、涙を流す観客の姿はソウルと同様だった。 「わたしの揺籃 わたしの希望」を独唱した大阪朝高の金ナムヨンさんが涙を流しながら、「ウリ(民族)同士手をつないで統一しましょう」と統一への思いを告げるや拍手がより大きく響きわたった。フィナーレでは芸術団メンバーが賛助出演した全州芸術高等学校の生徒たちと手をつないで舞台に登場し、ともに「われらはひとつ」を合唱した。 チョン・ドンリョン国会議員(新千年民主党)は、「今日、全州は涙の海となった。総聯がこの間、初等学校から大学を整備し、青少年たちの民族の魂、心を育んできたことを誇りに思う」と称えた。 全州芸高側の司会を務めたパク・ヨングァンさん(17)も、「50余年間、日本政府の強圧と差別のなかで民族学校の歴史を重ねてきた生徒たちを尊敬します」と感激した様子だった。 |